前回はマルシェの存在意義や基本情報などをまとめましたが、今回は「食べ物」編です。
魚売り場
タヒチのマルシェで売られている魚は色鮮やかなものが多いので、ついつい写真に撮りたくなります。
普段は大雑把なタヒチアンも商品を良く見せるためならば、頑張って綺麗に並べるのだなぁ…と思ってしまいました。
綺麗に並べてくれているので、写真を撮る身としてはなかなかフォトジェニックで嬉しい。私は写真を撮るのが下手ですが、上手い人が撮ると良い写真が撮れそうな売り場です。
マグロの赤身をもっと赤く見せようと赤い色付きの照明を当てているのはマルシェのお約束。このスタンドだけでなく、赤身を売っている他のスタンドもみんな同様です。
野菜・果物売り場
魚だけでなく、野菜や果物ももちろんあります。やはりスーパーで売られているものよりも新鮮だと思います。
ただ、タヒチでは農薬使用に関する規定がないと聞いたので、地元の農家の人たちがどのように野菜を育てているかというのが気になるところです。
普段はあまりマルシェに行く時間がないというのもありますが、スーパーの輸入野菜は少なくとも輸出国側の規定内で農薬等を使用しているだろうとの考えて我が家は現状スーパーで買うことの方が多いです。
相方のお父さんはいつも親戚の人が営むスタンドで買うと言っていました。なので、知らない売り手さんのところで買うのはちょっと不安で、マルシェで買う時は結局いつも親戚の人のところで買うようにしています。まぁ親戚付き合いにもなるし一石二鳥かな、と。
スナック
スナックとは、タヒチでは「軽食屋」を指します。正面の入り口から見て右側の壁沿い辺りにスナックが集まっています。
軽食だけでなく、ココナッツパンなどのパン類を買うこともできます。
別の記事に詳しく書きましたが、Pâtisserie Danny はたくさんの人で賑わっていても要注意です。他のスナックを利用するのが無難。
お惣菜
・点心
タヒチ料理各種だけでなく、中華の点心を売るお店も多いです。マルシェの内部だけでなく、外側のスタンドにもお惣菜を売るスタンドが点在します。
何か買おうと思ったら、なるべくたくさんの人で賑わっている所で買ってみましょう。ハズレに当たる確率が多少は下がると思います。
基本、揚げ物が多いです。フライドチキン、揚げ春巻き、フィリフィリ(揚げパン)、サモサなど。
「Pai(パイ)」は中に詰め物をした半月型のパイです(たぶん英語の Pie が由来)。層のできるパイ生地ではなくて、サクサクとしたタルト生地のような感じ。中身はバナナ、グアバ、パイナップル、ココナッツなどの甘い系もあれば、Pêté(パテ)という鶏や豚のひき肉が入ったおかず系もあります。
マルシェに行くと売り子をしている知り合いが結構いるので、美味しそうなのを見つけても、知り合いのスタンド近くの同業者のところでは買いにくいというのが悩ましいところ…。こればっかりは仕方がない、と諦めます。
・叉焼やローストポーク
チャーシューやローストポークを朝ごはんに食べる家庭も多いようです。タヒチアンにとってはベーコンやソーセージのような感覚なのでしょうか。この辺りの売り場はいつも行列ができます。
買い方は「1000フラン分ください」というように希望の金額を伝えて、それに応じた量を包んでもらいます。
行列ができる所はそれだけ他よりも美味しいということなので、妥協して混んでいないところで買うと美味しくなかったりします。とってもわかりやすい。
まとめ
週のうち一番賑わう日曜の朝は地元の人が主役です。マルシェの2階部分は営業していないようですので、純粋に1階の生鮮食品売り場で地元の人の暮らしぶりを見学することになります。
2階部分のお土産も見たい、マルシェ見学の後に2階のカフェでゆっくりしたいという方は日曜の朝は避けましょう。
行列ができているということは美味しいのでは?と好奇心が強い人はタヒチアンと一緒に並んでみるも良し、揚げ物はちょっと、こういったローカルフードは口に合わなさそう、という人は写真を撮るだけにとどめるも良し…。
見るだけでも楽しめる日曜の朝のマルシェでした。
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