タヒチ島内のレストランレビューです。
今回のお店は、カジュアルな中華。
以前、中華のテイクアウトの話 ↓ に登場したお店です。
記念日とかではないけど、何となく外食したいな~という時
洗練されていなくていいから、手ごろな価格でちゃんとした食事を取りたい時
野菜をしっかり補給したい時
洋食には飽きた!という時
…などなど、庶民的な中華料理店は意外に重宝します。
いつもはテイクアウトで利用するお店なのですが、今回は珍しく店内で食事しました。
せっかくなので、テイクアウトしにくい汁物が含まれる北京ダックのコースに初挑戦です。
基本情報
今のところ、こちらのレストランは公式サイト等が一切ないようです。情報が乏しい…。
よって、基本的にグーグルマップから抜粋した情報になります。
所在地
Restaurant Cécile(セシル)
Avenue Georges Clemenceau, Papeete
TEL : 40 83 88 89
パペーテのママオ地区にあります。旧総合病院よりも、少しパペーテの中心街寄りです。
パペーテの中心街から徒歩で行く場合:
カテドラル前の大通りをマクドナルドとは反対の方向に進みます。
すると、Pont de l'Est(ポン・ドゥ・レスト) という大きな円形交差点に出ます。(携帯会社の Vini とタヒチヌイ航空の本社ビルが向かい合っているところ)
円形交差点を越えてそのまま直進します。しばらく歩くと右手にあります。(MOLOKAI というお店の向かい)
おそらく徒歩15分くらい?ひたすらまっすぐ歩くだけなので、道に迷う心配はありません。
イートイン/テイクアウト
持ち帰りで利用するお客さんがとても多いお店。
店内の食事ができるスペースは、割と空いていることが多いです。
一応、初めて訪れる人のために…
イートインなら、普通に中に入っていけばOKです。(出入口は2か所ありますが、どちらからでも大丈夫)
テイクアウトの場合は、外で注文したあと、店内のレジにお金を払いに行って、再び外で待つ…というシステムです。
営業時間
月曜-土曜:10時30分~14時、17時30分~21時
日曜:17時30分~21時
価格帯
おおまかに言うと、1200~1600フランくらいの料理が大半です。(2018年10月のレートで、約1330~1770円)
2000フランを越える料理は少数派。アヒルを丸ごと使用する料理に限っては、7000フラン位になりますが。
注意点がひとつ。Assortiment (nems, samousas, taro) は避けたほうがいいです。
揚げ物の盛り合わせ(春巻・サモサ・タロイモコロッケ)なのですが、なぜかこの一皿だけは価格の割に量が少なくて、すごい割高感…。
チャレンジャーなので、一度試しに注文してみて撃沈 (^^;) ←お店の人にも「やめといたほうがいい」と言われたんですが(笑)
ちなみに、1.5L の水 (Vaimato) が400フラン(同、約440円)、持ち帰り容器は1個50フラン(同、約55円)でした。
お店の雰囲気
カジュアルなお店なので、内装に豪華さを求めてはいけません。
地味だけど、さっぱりとした清潔感。それで十分だと思います。
サービス・対応
カジュアルなお店なので、神対応を求めてはいけません。
でも、ウェイトレスさんは何かとお願いすればサクサク動いてくれますし、対応は悪くないです。
毎回すごく助かるのは、注文してから料理が提供されるまでの待ち時間が短いこと。これは、持ち帰りの場合も同様です。
「そもそも、中華料理ってスピーディに調理するものでは?」と思う方がおられるかもしれません。
でも、その考えはタヒチでは通用しません…。
かな~り長く待たされる中華料理店を今まで何軒見てきたことか…。(←たぶん段取りが悪い)
セシルさんは、超せっかちな相方さんが全くイライラしない貴重なお店です (・∀・)
子ども連れの可否
カジュアルなお店なので、もちろんOK。
地元の人にとって、子連れでも気軽に立ち寄れるファミレスのような存在なのかも。
今回注文したもの
フライドポテト
フライドポテト 500フラン(同、約550円)
全員が腹ペコ状態だったので、とりあえずフライドポテトを注文。料理を待ちながらつまむことにしました。
ちゃんとした中華料理店では、フライドポテトなんて出さないかもしれません。でもここは、大衆中華。何でもありです。
ちなみに、裏メニューではなく、ちゃんとメニュー表に載っています (*'▽')
お客さんからの要望が多くて定番化したらしいです。中華料理屋なのに…(笑)
北京ダック
今回は、メニュー表も見ずに、北京ダック一択!
「何人前」と注文するのではなく、アヒル1羽分で7000フラン(同、約7750円)。
それをみんなでシェアして食べる感じです。人数との兼ね合いで量が足りないようなら2羽以上頼むか、単品料理で補いましょう。
キュウリとネギの細切り、アヒルの皮をソースと一緒に包んでいただきます。
本来は、皮のパリパリ食感が命。でも、こちらのお店の北京ダックは柔らか食感です。
相方さんの友人が言うには、「パリパリの本格的な北京ダックは、タヒチには存在しない」とのこと。
つまり、タヒチ島のもっと高級な店で食べても大差ないということですね。
そして、こちらの北京ダックは、皮に結構お肉が付いた状態の削ぎ切りです。(意図的なタヒチ人向けアレンジ?)
包むための白いクレープもやや厚め。(モッチリ・ふんわりしていて、これはこれで美味しい)
ソースに関しては、通常、甜麺醤ベースの甘いものが定番です。
こちらのお店は、そこにゴマを投入という大胆なアレンジ。
北京ダックのソースとしては、ちょっと意表をつく味。(でも、ゴマ好きには嬉しい)
…という感じで、本格的な北京ダックとは異なる点がチラホラ見受けられます。
あくまで大衆向けのお店。本場レベルを求めてはいけません。
「北京ダック方式で食べるアヒルのロースト」と思えば良いのではないかと。
アヒルを切り分けた後に残る骨の部分をスープにしてくれます。
良い出汁がでていてホッとする味わい。野菜もたっぷり入っているのが嬉しい。
大部分のお肉は炒め物にしてくれます。
ブロッコリー、ニンジン、小松菜、キャベツ、カシューナッツが入っていました。
まとめ
北京ダックを注文すると、一羽丸ごとをコース形式に出してくれます。
スープと炒め物込みで7000フランです。
数人でシェアすることを考えると、コスパはそんなに悪くないと思うのです。
そして、プチ贅沢気分が味わえますよ (・∀・)/
このコース内容で物足りなければ、ご飯ものや麺類などを単品で注文すると良いでしょう。
私たちはフライドポテトを食べていたので十分な量でした。
結局、大人2人+子ども2人で食べきれず。炒め物のほとんど&北京ダックの一部を持ち帰ったほどです。
なかなか家では再現しにくい料理でもありますし、かなり満足のいく外食になりました♪