タヒチでひとりごと

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【タヒチ島】レストラン「Le Jasmin」で北京ダックを楽しむ

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ポリネシアの住民を大雑把に分類すると、まず原住民族であるポリネシア系の人々、次にフランス本国から来た白人系の人々、そして中華系の移民という構成で大半を占めているという感じです。

中華系の人が意外にたくさん住んでいる分、高級店からカジュアルまで、中華料理店が割と充実していたりします。

料理のクオリティとしては本場中国にはとても及ばないかもしれませんが、タヒチで手に入る食材を駆使してそれなりの中華に仕上げるという努力の跡が見て取れます。

中国からプロの料理人を呼び寄せて雇っているレストランもあったりするので、味は悪くありません。

そんなタヒチ島で、ときどき北京ダックを食べに行くのが楽しみとなっています。

今回は第2弾として、「Le Jasmin」という中華レストランにお邪魔しました。


ちなみに、第1弾はこちら ↓

www.tahiti-hitorigoto.com





店舗詳細

レストラン「Le Jasminル・ジャスマン)」

所在地

56, Avenue du chef Vairaatoa, Papeete


タヒチ島のフェリーターミナルの向かい側にある道(Avenue du chef Vairaatoa)を山側に進むと、右手にあります。


電話番号

40 82 42 42


公式ページ

Restaurant Le Jasmin - ホーム | Facebook



店内の様子

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店舗面積はあまり広くなく、こぢんまりしたレストランです。

内装は普通にキレイで、日本人でも抵抗なく利用できるお店。

ウェイトレスさん達も全体的に感じがよかったです (^-^)


注文したもの

今回は人数が多かったので、北京ダックに加えて、単品料理もいくつか注文してみました。

北京ダック

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Canard pékinois (1 entier) 8800 CFP

北京ダックは、どこのお店でも大抵そうみたいですが、「1羽丸ごと」もしくは「1/2羽分」という感じで頼みます。

「何人前」と注文するわけではないんですね。

今回は1羽分でお願いしました。

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包んで食べるためのクレープが薄くしなやかで、本場の物に近いんじゃないかと思いました。

肝心のダックはと言うと、ちゃんとパリッと食感で驚きました。タヒチにしては、クオリティ高し。

北京ダック(皮の部分)だけだと、大人数で食べるにはちょっと物足りない感じ。

というのも、今回は大人4名+子ども3名で食べたら、私は1つしか食べれず(汗)

北京ダックを堪能したい場合は、1家庭に1羽が目安かも。

他の料理で量が補われるならいいや、と思うなら2家庭に1羽分でも何とかなる…という印象。

アヒルの身の部分を炒め物2品にアレンジして出してくれるので、総合的には結構な量になるからです。

この炒め物も含めた価格が8800フラン。

つまり、アヒルを1羽買い取って、丸ごと調理をお願いするというような感じでしょうか。

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これはレタスに包んでいただきます。

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2品目はモヤシが入った炒め物↓でした。

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その他

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Ma Poh Tofu 1800 CFP

麻婆豆腐は、相方さんの友人(= Le Jasmin の常連)がお勧めだと言うので試してみることに。

小ぶりの土鍋に入ってアツアツで出てきました。

激辛ではなく、万人受けしそうな程よい辛さ。

最初は旨味があって、後から辛さがやってくるという感じです。

白ご飯と相性抜群。

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Poulet aux légumes 1800 CFP

鶏肉と野菜の炒め物です。

アヒルの炒め物があるのに、なぜまた鶏を選んだのかは謎ですが。

アヒルと鶏肉は味も食感も違うので、まぁいいか…ということで。

これはこれで、普通に美味しかったです。これもご飯がすすむ味。

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Riz Cantonais 1750 CFP

今回は子連れ2家族で食べに行ったので、子どもに人気のチャーハンも追加。

肉や野菜の他に、エビがゴロゴロ入っていました。



補足として、小ぶりの茶碗に入った白飯が 180フラン、Pichet(水差し)入りの自家製レモネードが 780フランでした。


持ち帰りについて

注文した品が結構余ってしまった場合、持ち帰ることができます。

持ち帰り用の容器は、1つ 20フランでした。

お店によっては容器をもらって自分で詰める必要があったりしますが、こちらのお店ではウェイトレスさんがちゃんと包んでくれました。


グルタミン酸 不使用

公式フェイスブックでは、メニュー表を見ることができます。

メニューの表紙には、「Cuisine sans glutamate ajoutéグルタミン酸 不使用)」との記載が。

グルタミン酸とはアミノ酸の一種で、ここではいわゆる「うま味調味料」を指します。

人工的に作られるものではあるものの、グルタミン酸自体は過剰摂取しなければ健康に害はないとされているようです。

ただし、タヒチの中華料理店の中には、うま味調味料を多用しているお店が多い模様。

安価で簡単に旨味を増すことができるとあれば飲食店が常用するのも無理はないのですが、常連客離れを恐れて使用量がどんどん増えていくということも…。


その点「Le Jasmin」では、うま味調味料を使わないと宣言しているわけです。

味に自信があるということなのでしょう。

安心して食べられる料理で、十分に美味しい。

訪れた人が高く評価している秘密は、この辺にあるのかもしれません。

まとめ

第一弾の Restaurant Cécile に比べると、こちらのレストランのほうが高級感があります。(お店の内装、接客、料理の質など)

北京ダック自体も、本場のものに近いんじゃないだろうかと嬉しくなりました。

ただ、全体的に1品1品の量が多くはないので、リーズナブルという感じではないです。(日本人にはちょうど良い量とも言えます)


Le Jasmin はパペーテの中心街から少し離れていますが、その分あまり混んでいなくて落ち着いて食事ができるところです。

ちょっと穴場的でありながら、「味で勝負」という感じでもあり、日本の方にもお勧めできるお店だと思いました。