ニュージーランドに行ってまで、わざわざ遊園地!?
日本にはテーマパークがたくさんあるのでそう思われるかもしれません。
しかし、タヒチには常設の遊園地が1つもありません。毎年6月~8月、学校が一年で一番長い休暇に入ると、移動遊園地が登場します。でもバカンスの時期が終わると撤収。僻地にサーカス団がやってくるようなイメージかな(笑)
ポリネシアで一番の都会であるタヒチ島でもこの有様です。ポリネシアに暮らす子ども達は海外旅行に出ると、ここぞとばかりにテーマパークなどで楽しみます。
レインボーズ・エンド(Rainbow's end)は、特にニュージーランドらしい特色があるわけではありません。ごく普通の地元民向けの遊園地だと思います。
それでもタヒチから訪れる者としては、子ども達を楽しませるのに外せない場所なので行ってきました。
基本情報
公式サイト
所在地
2 Clist Crescent, Manukau, Auckland, New Zealand
TEL : 09 262 2030
オークランド中心部からは車で30分位です。
最寄り駅はマヌカウ駅(Manukau Train Station)になります。オークランド中心部から公共交通機関を利用して行くことも可能。
営業時間
月曜 - 金曜 (祝日を除く) :10時~16時
土曜、日曜、学校の休暇期間、祝日:10時~17時
営業時間は予告なしに変わることがあります。
クリスマスのみ休業。
料金
料金はかなり細分化されているので、詳細はここで説明するよりも公式サイトを見ていただいたほうが良いと思います。
平日と休みの日で一部料金が違ったり、ファミリー向け料金もあります。そして事前にオンライン予約することで安くなります。
参考までに、私達はオンライン予約せずにゲートで直接チケットを購入。
ファミリー料金の大人1人+子ども2人=157ドル、観覧者(ライドなし)の大人1人=7ドルで、合計164ニュージーランド・ドル(=2018年4月現在のレートで約12613円)でした。
ファミリー料金は乗り物代も込みです。乗り放題のブレスレットを付けてもらえます。観覧者には、手の甲にスタンプを押してくれます。
駐車場少な目
正面入り口前に無料の駐車場があります。ただし、収容台数は少な目です。車で行くなら、平日でも開園時間前後に到着するのが無難。
学校がお休みの日なら、すぐに満車になりそうです。無料駐車場がいっぱいの時は、すぐ横に有料の駐車場があります。
比較的小規模な施設
テーマパーク・遊園地の類としては小規模なほうだと思います。大型のテーマパークに慣れている人や、大人だけのグループには少し物足りないかも…。私たちのように、小学生&幼児連れの場合は程よい大きさに感じました。
ディズニーランドやユニバーサルスタジオのように広大だと、一日では回り切れない、子どもが乗れない乗り物が多すぎる…というようなこともあります。自分たちの利用した部分だけだと料金に見合わなくてガッカリということも。
大型テーマパークか、小規模遊園地か。どちらが良いという訳ではなくて、要は連れて行く子どもの年齢に左右されがちということですね。
広大なテーマパークは必要ない、ある程度楽しめる乗り物があれば良いという人には向いている施設だと思います。
平日に行く場合の注意点
学校がある日の平日はとても空いています。就学前の小さな子を連れた人か、外国人観光客が大半といった感じでした。行列もほとんどなくて、ストレスなく楽しめます。
ただし、最小限のスタッフで運営している感じで、乗り物が時刻表に沿って間引き運転になります。すべてのアトラクションが常に動いているわけではないので、時刻表を見ながら予定を立てて効率よく回る必要があります。
そして、平日は人形劇やキャラクターショーなどのイベントがありません。こういった催し物が見たい場合は、土日祝日や現地の学校がお休みの時期を狙っていかなければなりません。
空いているけど催し物がなくて、やや活気に欠ける平日。イベント開催&乗り物は常に稼働という賑やかさと人混みの休日。目的や好みによって選ぶと良いでしょう。
スタッフの対応
私たちが関わったスタッフに限っての話ですが、男性スタッフも女性スタッフも、にこやかに気持ちの良い対応をしてくれる人が多かったです。一日気分良く過ごせました。
個人的には、やる気のないけだるそうなスタッフがいてもおかしくないと思っていました(空いている平日の遊園地にはありがち)。しかしレインボーズ・エンドにはそういったスタッフが見当たりませんでした。良い意味で驚き。
これは社員教育の賜物なのか、ニュージーランド人の気質なのか…。この点は高く評価したと思いました。
乗り物の一部を紹介
AA DRIVER'S TOWN
LOG FLUME
DODGEMS
これ、日本語では何て言うのでしょうか…?(自分のボキャブラリーのなさにガックリ…)フランス語では "auto-tamponneuse" と言います。英語では "Bumper cars" と言うそうなので、日本語もそのまま「バンパーカー」でいいのかな?
とにかく、まともに運転するというよりは、他の車にぶつかって楽しむのが目的という乗り物です。タヒチの移動遊園地でも大人気。
ただ、タヒチのものは年季の入ったボロボロ、こちらレインボーズ・エンドのものはまだ新しいのか、かなりキレイ。同格に扱ってよいのやら?
BUMPER BOATS
これは、上のバンパーカーのボート版ですね。その場でクルクル回ってみたり、他の人に豪快にぶつかってみたり。
終了時には自力で岸まで戻ってこないといけません。ウチの子にできるかしら?と心配でしたが、操縦はさほど難しくない模様。
【絶叫系】INVADER
青い円盤状のところが回転しながら波打ったレールの上を行き来します。動きが面白いので、見ていて飽きません。乗っている人はもっと楽しいのだろうなぁ。(私は酔いやすいので、絶叫系は特に乗れません…)
【絶叫系】STRATOSFEAR
これは結構スリルがありそうでした。入り口が「VERY EXTREME RIDE」と「LESS EXTREME RIDE」の二手に分かれています。VERY のほうは最大のふり幅で、LESS のほうはやや控えめな動きと2段階で運行してくれるので、お好きなほうに並びましょう。
幼児向けゾーンあり
幼児向けの乗り物、プレイグラウンドが集まっている場所、「キッズ・キングダム(kidz kingdom)」。基本的に8歳以下を対象にしているようです。怖がりで乗り物が苦手な下の子が、気に入ってずっと入り浸っていました。
プレイグラウンドは屋内、小さい子向けの乗り物は屋外だけど一部が屋根でおおわれているようなつくりです。お天気の良い日でも、ずっと直射日光にさらされ続けるというようなことにはなりません。幼児連れでも非常に過ごしやすい環境で、よく考えられているなと思いました。
ある程度のアトラクションが楽しめる上の子はパパと一緒にライドを中心に楽しみ、下の子は私と幼児向けゾーンで過ごすという感じで、両者とも満足していました。
幼児向けゾーンのみの利用料金もあるので、2~3歳くらいの子どもを持つ親御さんにもオススメです。
食事について
敷地内の飲食店がべらぼうに高いという感じはしなかったです。ただ、選択肢が少なめかな~と思いました。移動が面倒なのか、場内の飲食店を利用している人が多いようでした。
レインボーズ・エンドが再入場可能ということもあり、私達はすぐそばの大型ショッピングセンターで昼食をとることにしました。
(ショッピングセンターはレインボーズ・エンドを出て徒歩すぐです)
誕生日会用の個室あり
幼児向けゾーンの一角に可愛らしいパーティールームがたくさん用意してありました。地元の人が子どものお誕生日会をするのに利用するようです。
後日訪れた別のインドア・プレイグラウンド施設でもお誕生日会スペースを見かけました。
こういった子どもが思いっきり楽しむ施設でお誕生日会をするのが、ニュージーランドでは一般的なのかな~?と思いながら眺めていました。
タヒチでは家でお誕生日会をするのが主流で、準備が大変なのです。利用料金にもよるけれど、こういう便利なサービスがタヒチにあったら利用したい…。
まとめ
日本語で表現するなら、レインボーズ・エンドはテーマパークではなくて、まさに「遊園地」。(英語ではテーマパークと遊園地はあまり区別しないらしく、レインボーズ・エンドも "THEME PARK" と記されています)
私の中では、大阪のひらかたパークに近いイメージです。でもアトラクションは全体的にひらかたパークより真新しくてキレイ。そして絶叫系と通常の乗り物、小さい子向けなどのバランスが良いように思いました。(全体のアトラクション数はひらかたパークより少ないかな?)
ウチの子たちの年齢だと、気に入った乗り物は複数回リピートしたりするので、このくらいの規模の遊園地でも丸一日十分楽しめました。