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【単語集】タヒチ語で色を表現しよう。(英語・仏語の対訳付き)

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ふと、様々な色をタヒチ語では何て言うの?と思ったので調べてみました。

タヒチ語でも色を表す言葉は複数あって、それぞれニュアンスが違います。その中でも代表的なものをご紹介しましょう。

※注意※
【  】内は「私にはこう聞こえる」的な発音です。あくまでもご参考程度に。カタカナ表記は正確な発音を再現するには無理がありますので、ご了承ください。




'UTE'UTE【ウテウテ】

(英)Red (仏)Rouge
一番一般的な「赤」を表す言葉です。

パペーテに UTE UTE というバーがあるのですが、確かに店内は名前の通り赤を基調としています。

'URA【ウラ】

(英)Scarlet (仏)Écarlate
緋色、スカーレットを表す形容詞。アポストロフィーなしの URA は名詞で「炎」を意味します。


HIRI【ヒリ】

(英)Reddish brown (仏)Brun rougeâtre
宝石のガーネットのような赤茶色、赤褐色。

NIĀME【ニアメ】

(英)Light brown like unbleached canvas (仏)Brun clair comme la toile écrue
明るい茶色。生成り色。


ピンク

TĀRONA【ターロナ】

(英)Pink (仏)Rose


オレンジ

PUĀTOU【プアトウ】

(英)Orange (仏)Orange
タヒチ語で tou と呼ばれる植物( = Cordia subcordata)の花のようなオレンジ色。


RE'ARE'A【レアレア】

(英)Yellow (仏)Jaune
普通の「黄色」です。


緑を意味する単語のなかには、日本語でまだ熟していないという意味の「青い」に相当する単語もあります。

MATIE【マチエ】

(英)Green (仏)Vert
これは、ごく単純に色としての「緑」を表します。

本来「緑」は NĪNAMU MATIE でした。その後、MATIE だけで緑を表すようになったのだそうです。

「顔色が青い」を表現する単語もあるのですが、ここでは省略。

NĪNAMU【ニーナム】

(英)Blue (仏)Bleu
ごく普通の「青」です。

MOANA【モアナ】

(英)Dark blue (仏)Bleu foncé
モアナは「海洋」を意味する単語ですが、そこから深い海の色を表す形容詞にもなります。ダークブルー、マリンブルーなどを指します。


肌の色としての黒、汚れてしまった結果としての黒などもありましたが、あまり使用頻度は高くないと思うので省略 (^^;)

'ERE'ERE【エレ・エレ】

(英)Black (仏)Noir
ごく普通の「黒」です。

REHU【レフ】

(英)Grey (仏)Gris
形容詞として灰色を表します。名詞では「灰」です。

白髪交じりの髪の毛を指すグレーは、'ŌHINAHINA【オーヒナヒナ】、完全に白髪だけのグレーまたは白を表すのが、HINAHINA【ヒナヒナ】。(この2つは、人間の髪の毛と動物の毛色にしか使えません)

細かく見ていくと、いろいろあって奥が深いです。


'UO'UO 【ウオ・ウオ】

(英)White (仏)Blanc


まとめ

タヒチ語では、自然の中にある色を多彩に言い表すので覚えるのが大変そうだと感じました。

例えば、「黄色」と一口に言っても、熟したら黄色になる果物の黄色、病的な顔色を表す色、日の出の時間帯の空の色、時間の経過とともに黄ばんだ結果の色など…全て違う単語を使うみたいです。

タヒチ語の色の表現は、お店を始めるので名前を探しているという人、商品名やハンドルネームなど…ネーミングのヒントを探している人には、ちょっと変わった響きのアイデアとして使えるかもしれません。

今回は、下記の参考サイト内で検索できる色名だけを掲載しました。

ネイティブのタヒチ語話者の人と話す機会があったら、他の色名を尋ねて追加していきたいと思います。


参考サイト:

Académie Tahitienne - Fare Vāna'a


日本人の赤ちゃんの名付けに使えそうなタヒチ語の名前「ユニセックス」編

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タヒチ人の名前には、日本人の私でも発音しやすいと思えるものがあります。

フランス語のサイトから、日本人にも馴染みそうな名前をピックアップしてみました。

その中から、今回はタヒチで男女両方OKな名前として一般的なものを挙げます。





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選択基準

  • 日本人にあまり馴染みがない F や V などの音を含まないこと

  • 当て字がしやすそうな発音であること

  • 極端に変な意味、悪い意味を含まないこと

  • 何らかの意味を持つ名前であること

  • 割と短めの名前であること

…などを条件に選んでみました。

特に意味を持たない名前も結構あるのですが、「○○という意味なんだよ」と説明できないならタヒチ語から選ぶ意味が薄れるのではないかと思います。よって、今回は意味を持たない名前は省くことにしました。

割と短めの名前に限定したのは、タヒチ語の名前にはやたら長い名前が存在するからです。日本人向けには2音か3音程度が適当だと考えました。

外国語に由来する名前をご検討の場合、少なからず日本語っぽくない響きをお探しだと思います。そこで、「日本人の名前としては普通じゃない」と感じるものであっても、割と単純な響きなら OK としました。

人の好みというものは千差万別なので、私個人の感覚で取捨選択しないように気を付けて、変わった響きも多少含めるつもりでリストを作成しました。



男女に使用可の名前

Arana【アラナ】

意味:「鳥の巣」

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Arana にはもう一つ意味があって、「杉の木」を指す場合もあるみたいです。

Atea【アテア】

意味:「神性」

āteaには3種類の意味があります。1.「明瞭な、障害のない」2.「遠い、距離」3.「神性」です。

人名には3番目の「聖なるもの」の意味合いとすることが多いようですが、2番目の「遠く」という意味で紹介していたサイトもありました。名づける親御さん次第ということでしょうか。

Heia【ヘイア】

意味:「冠、首飾り、花輪」

植物や貝殻で作る輪を意味する hei から来ているようです。

Mahana【マハナ】

意味:「日、太陽」

漢字の「日」にあたる言葉。「日の光が降り注ぐ」の意味であり、時間の概念としての「一日」でもあります。

Manu【マヌ】

意味:「鳥 もしくは 昆虫」

広義では「動物全般」を指すようですが、特に鳥と昆虫を指すことが多いようです。修飾語を使って鳥なのか虫なのか、またどの種なのかを限定します。

例えば、"parau = 言葉、ta'ata = 人間" と組み合わせて manu parau ta'ata で「オウム」。"pātia = 刺す" と組み合わせて manu pātia で「蜂」など。

Moana【モアナ】

意味:「海洋」

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英語の ocean にあたる言葉です。形容詞として「深い、濃紺の」という使い方もします。

ディズニー映画「モアナと伝説の海」で主人公の名前になっていますね。

Moe【モエ】

意味:「睡眠、夢、眠る」

タヒチでは男女共用の名前のようですが、日本ではどちらかと言うと女の子向きの響きだと思います。当て字によっては男の子にも使えるかな…?

Tahiri【タヒリ】

意味:「扇、穏やかな風のように吹きかける」

Teata 【テアタ】

意味:「雲」

ata =「雲」に定冠詞の Te が付いた形。

Tehei【ヘイア】

意味:「冠、首飾り、花輪」

植物や貝殻で作る輪を意味する hei に定冠詞の Te が付いた形。

Temoe【テモエ】

意味:「睡眠、夢、眠る」

睡眠を意味する moe に定冠詞の Te が付いた形。

Torea【トレア】

意味:「ムナグロ(渡り鳥)」

Tōrea とは、ツンドラ地帯で繁殖する鳥。越冬のために11月ごろポリネシアに飛来し、3月から4月頃に旅立つ渡り鳥。

Uira【ウイラ】

意味:「稲妻」

そこから転じて「電気」を意味することも。

まとめ

ポリネシアの名前はタヒチ語で非常に詩的な意味を持ち、ポリネシア以外でも人気が高まっています。

男女共用の名前は男の子っぽさ、女の子らしさを漢字で表現すると良いと思います。

日本語っぽくない響きの名前には、漢字を当てる時にセンスが問われます。ぜひ、あなた独自の感性を当て字に込めてみてください。

響きが変わっているなら、それだけで十分個性的なので、シンプルで読みやすい漢字を当てるのがお勧めです。

(あまり凝った当て字にしてしまうとキラキラネームみたいになる可能性が高くなるので注意しましょう。)

名付けには考慮することがたくさんあって大変だと思います。最終的に納得のいく良い名前が見つかるといいですね。




未読の方は「男の子」編・「女の子」編もどうぞ。

www.tahiti-hitorigoto.com

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参考サイト

ちゃんと検証せずに安易に他のサイトからコピーしてきたと思われる仏語サイトが多くて苦戦しました…。

当ブログの記事では複数のサイトを比較してなるべく信憑性の高そうな情報を採用しています。

サイトによって全然違うことが書かれていることも多々あり…。響きは綺麗なのに正確な意味が確認できず、残念ながら掲載を断念した名前もありました。

そこで、ご自身で仏語のサイトからもっとたくさんの候補を見てみたいと思う方のために、私が参考にしたサイトをリンクしておきます。


日本人の赤ちゃんの名付けに使えそうなタヒチ語の名前「女の子」編

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タヒチ人の名前には、日本人の私でも発音しやすいと思えるものがあります。

フランス語のサイトから、日本人にも馴染みそうな名前をピックアップしてみました。

その中から、今回はタヒチで女の子の名前として一般的なものを挙げます。





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選択基準

  • 日本人にあまり馴染みがない F や V などの音を含まないこと

  • 当て字がしやすそうな発音であること

  • 極端に変な意味、悪い意味を含まないこと

  • 何らかの意味を持つ名前であること

  • 割と短めの名前であること

…などを条件に選んでみました。

特に意味を持たない名前も結構あるのですが、「○○という意味なんだよ」と説明できないならタヒチ語から選ぶ意味が薄れるのではないかと思います。よって、今回は意味を持たない名前は省くことにしました。

割と短めの名前に限定したのは、タヒチ語の名前にはやたら長い名前が存在するからです。日本人向けには2音か3音程度が適当だと考えました。

外国語に由来する名前をご検討の場合、少なからず日本語っぽくない響きをお探しだと思います。そこで、「日本人の名前としては普通じゃない」と感じるものであっても、割と単純な響きなら OK としました。

人の好みというものは千差万別なので、私個人の感覚で取捨選択しないように気を付けて、変わった響きも多少含めるつもりでリストを作成しました。



女の子向けの名前

Emiri 【エミリ】

意味:「バジル」

男の子向けの名前に出てきた Enoha と同じで、E は普通名詞の主語につく冠詞、 miri がバジルを指します。これらを合わせて人名として使われるようになったようです。

Hani【ハニ】

意味:「愛しい、最愛の、愛しい人、愛」

英語の Honey から来ているのでしょうか。日本語でも「愛」という名前を女の子につけたりしますね。それと同じ感覚かと思います。

ちなみに hanihani は「なでる、甘やかす」などの意味を持つ動詞になります。いずれにせよ女の子向けの柔らかいイメージですね。

Heima【ヘイマ】

意味:「冬」

Hina【ヒナ】

意味:「月の女神」

タヒチの伝説では一番最初の人類である Ti'i の最初の妻が Hina と言うことになっています。キリスト教で言えばアダムとイヴにあたるのでしょう。そして Hina は今は月に住んでいるということになっています。hina という単語は普通名詞として「ひ孫」という意味もあります。

Hinano【ヒナノ】

意味:「パンダナスの花」

パンダナスの花を意味する場合、正確には hīnano と書き、「ヒイナノ」というふうに i を重ねる発音になります。女の子の名前として用いられるときは Hinano と書いて「ヒナノ」と発音します。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、タヒチにはヒナノビールという地ビールがあり、ラベルには女の子が描かれています。

ビールの名前を子どもにつけるなんて…というフランス人女性のコメントを見かけましたが、日本ではタレントの吉川ひなのさんなどの例もありますし、響きも可愛いので問題ないのではないかと思いました。

ちなみにパンダナスには雄株と雌株があります。雄株に花が咲き、雌株が実をつけます。花はとても薫り高く、冠や首飾りを作るのに使用されます。

Hine【ヒネ】

意味:「女性」

人間の性別としての「女性」を表す言葉ですが、現代タヒチ語では単体で使用せず、他の言葉と組み合わせて使います。

māhine「若い女の子」、ruahine「老婆の姿を持つ女神(の名前)」、tamāhine「娘、若い女の子」、vahine「妻、~夫人、愛人」などの語源になっている言葉です。

Luana【ルアナ】

意味:「皆で楽しむ、くつろぐ、満足する」

ハワイが起源の名前です。ゆったりと幸せな人生が歩めそうな名前ですね。

Maire【マイレ】

意味:「シダ植物の一種」

繊細な香りのするシダ植物の一種。冠を作るのにつかわれたりします。

どんな植物か見てみたい方は、学名「Polypodium vitiense (Baker)」で画像を検索してみてください。

Miri【ミリ】

意味:「バジル」

Emiri と同じで、冠詞が付くかどうかの違いです。

Nanihi【ナニヒ】

意味:「完全な女性」

形容詞として用いられる nānihi(ナアニヒ)には「完結した、首尾よく完了した」というような意味があります。

Nina【ニナ】

意味:「覆う、覆い隠す」

Nīnā(ニイナア)という動詞から来ているようです。元々は「土や水で覆う、植物の根元に土を盛る」というような意味ですが、そこから転じて「悪い知らせを葬り去る」のような使い方もあります。

フランス・アメリカ・ロシア・スペイン・インド・ポルトガルなど世界各地でも女の子の名前として用いられるようです。国際的に通用する名前としては良いかもしれません。

Taina【タイナ】

意味:「クチナシの花」

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同じクチナシ属に分類されるティアレ・タヒチの仲間。タヒチで見かける Taina はクチナシの中でも八重咲のもののようです。「ポリネシアのバラ」とも称される真っ白でとても良い香りのする花。

Tehani【テハニ】

意味:「愛しい、最愛の、愛しい人、愛」

Hani に定冠詞 Te がついた形。

複数のフランス語のサイトでは「かぐわしい花でやさしくなでること」というふうに訳されていましたが、これは "Te hani o te pua 'ā'ara." という一文の翻訳が Tehani の翻訳だと誤解されて独り歩きしているみたいです。(実際の Tehani の意味は Hani に同じ。)

Teora 【テオラ】

意味:「生命、人生」

英語の life に相当する単語と思われます。ora は名詞としてだけでなく、動詞として「生きる」、形容詞として「生きている」を表す単語です。定冠詞 Te が付いた形で人名に用いられます。

Ura 【ウラ】

意味:「炎」

動詞として「燃え上がる」という意味にも使われます。'ura で「深紅、緋色」の意味になります。

複数のフランス語のサイトで「羽」と誤訳されていたのですが、Académie Tahitienne の公式サイトで確認したところ「炎」が正解でした。情熱的な名前ですね。


まとめ

女の子の名前は植物に由来していたり、愛や命などのテーマがあり、綺麗な名前が多いですね。

ポリネシアの名前はタヒチ語で非常に詩的な意味を持ち、ポリネシア以外でも人気が高まっています。

日本語っぽくない響きの名前には、漢字を当てる時にセンスが問われます。ぜひ、あなた独自の感性を当て字に込めてみてください。

響きが変わっているなら、それだけで十分個性的なので、シンプルで読みやすい漢字を当てるのがお勧めです。

(あまり凝った当て字にしてしまうとキラキラネームみたいになる可能性が高くなるので注意しましょう。)

名付けには考慮することがたくさんあって大変だと思います。最終的に納得のいく良い名前が見つかるといいですね。




↓ ご参考までに「男の子」編・「ユニセックス」編もあります 。↓

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参考サイト

ちゃんと検証せずに安易に他のサイトからコピーしてきたと思われる仏語サイトが多くて苦戦しました…。

当ブログの記事では複数のサイトを比較してなるべく信憑性の高そうな情報を採用しています。

サイトによって全然違うことが書かれていることも多々あり…。響きは綺麗なのに正確な意味が確認できず、残念ながら掲載を断念した名前もありました。

そこで、ご自身で仏語のサイトからもっとたくさんの候補を見てみたいと思う方のために、私が参考にしたサイトをリンクしておきます。


日本人の赤ちゃんの名付けに使えそうなタヒチ語の名前「男の子」編

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タヒチ人の名前には、日本人の私でも発音しやすいと思えるものがあります。

フランス語のサイトから、日本人にも馴染みそうな名前をピックアップしてみました。

その中から、今回はタヒチで男の子の名前として一般的なものを挙げます。



選択基準

  • 日本人にあまり馴染みがない F や V などの音を含まないこと

  • 当て字がしやすそうな発音であること

  • 極端に変な意味、悪い意味を含まないこと

  • 何らかの意味を持つ名前であること

  • 割と短めの名前であること

…などを条件に選んでみました。

特に意味を持たない名前も結構あるのですが、「○○という意味なんだよ」と説明できないならタヒチ語から選ぶ意味が薄れるのではないかと思います。よって、今回は意味を持たない名前は省くことにしました。

割と短めの名前に限定したのは、タヒチ語の名前にはやたら長い名前が存在するからです。日本人向けには2音か3音程度が適当だと考えました。

外国語に由来する名前をご検討の場合、少なからず日本語っぽくない響きをお探しだと思います。そこで、「日本人の名前としては普通じゃない」と感じるものであっても、割と単純な響きなら OK としました。人の好みというものは千差万別なので、私個人の感覚で取捨選択しないように気を付けて、変わった響きも多少含めるつもりでリストを作成しました。




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男の子向けの名前

Amana【アマナ】

意味:「君主、支配者、主権者」

Ari'i【アリイ】

意味:「王子」

Enoha【エノハ】

意味:「タヒチの海鳥」

正確には E が普通名詞の主語につく冠詞で noha がタヒチの海鳥を指し、合わせて人名として用いられるようになったようです。

どんな鳥か見てみたい場合は、学名(Pterodroma rostrata rostrata)で画像を検索してみてください。(日本名はセグロシロハラミズナギドリ?)

noha には他に「有能な人、専門知識のある人」という意味もあります。

Keanu【ケアヌ】

意味:「山に吹く涼しい風」

ハワイが起源の名前だそうです。フランス・アメリカでも男の子の名前として使用されます。

タヒチ語の場合は発音が少し違いますが、俳優のキアヌ・リーヴスさんと同じですね。

Manua【マヌア】

意味:「幸せを運ぶ鳥」

Maui【マウイ】

意味:「タヒチの神話に出てくる英雄」

ディズニー映画「モアナと伝説の海」のキャラクター名にもなっていますね。

Natai【ナタイ】

意味:「海側」

英語で言うところの sea side を意味するようです(仏語なら côté mer )。

Tao【タオ】

意味:「(戦争に使われる)槍」

武器がモチーフの、勇ましい・男らしいイメージでしょうか。

Tehina【テヒナ】

意味:「ひ孫」

なぜ「ひ孫」という言葉が人名になるのか正確にはわかりませんが、他に Matahi(第一子)、Teina(末っ子)なども人名として使われるので、日本の「太郎(=長男)」や「次郎(=次男)」みたいな感覚なのかな?と思いました。

Temana【テマナ】

意味:「権力、権威」

まとめ

男の子の名前は権力や戦闘における勇ましさのようなものを表す力強い名前が多いように感じました。

ポリネシアの名前はタヒチ語で非常に詩的な意味を持ち、ポリネシア以外でも人気が高まっています。

日本語っぽくない響きの名前には、漢字を当てる時にセンスが問われます。ぜひ、あなた独自の感性を当て字に込めてみてください。

響きが変わっているなら、それだけで十分個性的なので、シンプルで読みやすい漢字を当てるのがお勧めです。

(あまり凝った当て字にしてしまうとキラキラネームみたいになる可能性が高くなるので注意しましょう)

名付けには考慮することがたくさんあって大変だと思います。最終的に納得のいく良い名前が見つかるといいですね。




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参考サイト

ちゃんと検証せずに安易に他のサイトからコピーしてきたと思われる仏語サイトが多くて苦戦しました…。

当ブログの記事では、複数のサイトを比較してなるべく信憑性の高い情報を採用しています。

サイトによって全然違うことが書かれていることも多々あり…。響きは綺麗なのに正確な意味が確認できず、残念ながら掲載を断念した名前もありました。

そこで、ご自身で仏語のサイトからもっとたくさんの候補を見てみたいと思う方のために、私が参考にしたサイトをリンクしておきます。


タヒチ語の「数字」まとめ

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ある日、子どもが学校で習ったタヒチ語を披露してくれました。テーマは「数字」。1から10くらいまでかな~?と思って聞いていたら10以降もスラスラと…。やっぱり子どもって語学の天才。覚えるのが早いです。

あらら~私は1から10すら覚えていないのに…となりまして、せめて数字くらいは勉強してみようかな?と思い立ちました。

というわけで、タヒチ語での数字表現を学びましょう。

※注意※
【  】内は「私にはこう聞こえる」的な発音です。あくまでもご参考程度に。やはりカタカナ表記には限界があって正確な発音を再現するには無理がありますので、その点においてもご了承ください。


1~10

どんな言語でもそうだと思いますが、1~10は覚えるしかないです。11以降の数字を構成するための基礎にもなります。

1 = hō'ē 【ホエ】

2 = piti 【ピティ】

3 = toru 【トル】

4 = maha 【マハ】

5 = pae 【パエ】

6 = ono 【オノ】

7 = hitu 【ヒトゥ】

8 = va'u 【ヴァウ】

9 = iva 【イヴァ】

10 = 'ahuru 【アフル】

11~20

1~10を使って構成していきます。その際、一の位と十の位の間に mā という接続語が入ります。

11 = 'ahuru hō'ē 【アフル・マー・ホエ】

12 = 'ahuru piti 【アフル・マー・ピティ】

13 = 'ahuru toru 【アフル・マー・トル】

14 = 'ahuru maha 【アフル・マー・マハ】

15 = 'ahuru pae 【アフル・マー・パエ】

16 = 'ahuru ono 【アフル・マー・オノ】

17 = 'ahuru hitu 【アフル・マー・ヒトゥ】

18 = 'ahuru va'u 【アフル・マー・ヴァウ】

19 = 'ahuru iva 【アフル・マー・イヴァ】

20 = piti 'ahuru 【ピティ・アフル】

21~99まで

21~99も同様に展開していきます。mā でつなぐのも同じです。

21 = piti 'ahuru hō'ē 【ピティ・アフル・マー・ホエ】

22 = piti 'ahuru piti 【ピティ・アフル・マー・ピティ】

23 = piti 'ahuru toru 【ピティ・アフル・マー・トル】

...

30 = toru 'ahuru 【トル・アフル】

40 = maha 'ahuru 【マハ・アフル】

50 = pae 'ahuru 【パエ・アフル】

60 = ono 'ahuru 【オノ・アフル】

70 = hitu 'ahuru 【ヒトゥ・アフル】

80 = va'u 'ahuru 【ヴァウ・アフル】

90 = iva 'ahuru 【イヴァ・アフル】

100

100 = hānere 【ハーネレ】


100以降の端数も同様です。例えば…

101 = hānere hō'ē 【ハーネレ・マー・ホエ】 ※一の位の前に mā が必要。

153 = hānere pae ’ahuru mā toru 【ハーネレ・パエ・アフル・マー・トル】

200 = piti hānere 【ピティ・ハーネレ】 など

千、1万、10万

1 000 = tauatini 【タウアティニ】

tauatini は、正確な1000という数を表すだけでなく、「たくさんの」という意味合いで使われることもあります。


1 001 = tauatini hō'ē 【タウアティニ・マー・ホエ】 ※一の位の前に mā が必要。

10 000 = ’ahuru tauatini 【アフル・タウアティニ】

20 000 = piti ’ahuru tauatini 【ピティ・アフル・タウアティニ】

100 000 = hānere tauatini 【ハーネレ・タウアティニ】

1万や10万の表し方は英語やフランス語などと同じ。「1万」という言葉を作らずに1 000が10個、1 000が100個と表現します。

100万、1000万、1億

1 000 000 = mirioni 【ミリオニ】

10 000 000 = ’ahuru mirioni 【アフル・ミリオニ】

100 000 000 = hānere mirioni 【ハーネレ・ミリオニ】

10億、100億、1兆

1 000 000 000 = mīria 【ミーリア】

10 000 000 000 = ’ahuru mīria 【アフル・ミーリア】

100 000 000 000 = hānere mīria 【ハーネレ・ミーリア】

0(零)の表し方

0 = aore 【アオレ】

aore は数字のゼロを表す以外に、「空っぽの」というような意味を持っています。英語では empty 、フランス語では vide にあたる言葉のようです。

まとめ

自宅にあるタヒチ語の本、タヒチ語の数字に関して書かれたフランス語のサイト、Académie Tahitienneの公式サイトを行ったり来たりしながらまとめてみました。

1兆より大きな桁に関してはAcadémie Tahitienneでも記載がありませんでしたので、このへんでストップしておきます。(タヒチ語で10兆の表し方なんて需要もあまりないと思いますし…)

しくみは理解できたので、あとは基本の数字を丸暗記しなくては…。記事としてまとめながらも1~10ですら完全に暗記できていない自分が情けない…。スポンジのように何でもスッと吸収する子どもの脳みそが羨ましいこの頃です。

続・よく使うタヒチ語・25選

よく使うタヒチ語・20選」では常に私の頭の中にあるタヒチ語、パッと思いつくものを挙げてみました。

今回は自宅にあったタヒチ語の本の索引を見ながら、「そういえば、これも知ってるな」と思った単語をピックアップ。各単語にどうでもいいコメント付きでお届けします。

※注意※
【  】内は「私にはこう聞こえる」的な発音です。あくまでもご参考程度に。やはりカタカナ表記には限界があって正確な発音を再現するには無理がありますので、その点においてもご了承ください。


A

'āpī【アピ】

意味:「新しい」
新しいというのはポジティブなイメージがあるのか、よくお店の名前などに含まれているのを見かけます。

'aito【アイト】

意味:「勇敢な/戦士、英雄、征服者」
基本的に「屈強な男性」のイメージです。トクサバモクマオウ(学名: Casuarina equisetifolia)という木を指すこともあるらしいです。

'are miti【アレミティ】

意味:「(海の)波/うねり」
'areだけでも「波」を表します。mitiは形容詞として「(海が)荒れた」様子を表したり、名詞として「海水」を意味するので、'are mitiで特に「海の波」を指すようです。タヒチ島とモーレア島を結ぶ船の名前にもなっています。

'aute【アウテ】

意味:「ハイビスカス」

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F

fenua【フェヌア】

意味:「島、国、土地」

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特に「私達の国(=ポリネシア)」という意味合いで使われているのをよく見かけます。Made in Fenua.と表示されている商品は地元産(ポリネシア産)ということです。

H

heiva【ヘイヴァ】

意味:「趣味、娯楽、運動/ダンス、(特に)集まって踊る」
毎年7月頃にタヒチ島で行われるダンスの祭典「Heiva i Tahiti 【ヘイヴァ・イ・タイティ】」。'ori tahiti とは違ってグループでのダンスで優劣を競います。

honu【ホヌ】

意味:「亀」
食用としてウミガメを捕獲するのは法律で禁止されているのですが、ごくたまに密漁して漁師が逮捕されるというニュースを目にすることも…。

I

iti【イティ】

意味:「小さい」
反対語は nui 。タヒチ島は大きい島と小さい島がくっついたようなひょうたん型なのですが、大きい部分をTahiti nui【タイティ・ヌイ】、小さい部分をTahiti iti【タイティ・イティ】と言います。Tahiti iti は La presqu'île【ラ・プレスキル】という呼び方をすることもあります(フランス語で「半島」の意)。

M

mahana【マハナ】

意味:「(時間の概念としての)日、太陽、日差し」
漢字の「日」に相当するように思います。形容詞で使う場合は「太陽の光が降り注いだ、日の光にさらされた」というような意味合いになります。男女問わず名前としてもよく使われます。

mana【マナ】

意味:「(超自然的または物質的)権威、権力/影響力」
超自然的なパワーを表すのだと思っていましたが、辞書によるとかなり広い意味での「チカラ」を表すようです。

manuia【マヌイア】

意味:「繁栄する、成功する、探していたものを得る」
乾杯する時の掛け声にもなります。人名として使われることも(男女問わず使用可。でも女性が多いかな?)。

mā'ohi【マオヒ】

意味:「ポリネシアの/ポリネシア人」
動植物について言う時は在来種の意味で、人間について言うならポリネシア人を指します。

marae【マラエ】

意味:「神聖な場所、聖域」
その昔、様々な儀式が行われていた場所が marae です。Tiki と同様に現代でもその不思議な力を信じて祟りを恐れる人は少なくありません。観光で marae を訪れる際は決してその場を荒らさないように気を付けて…。

motu【モトゥ】

意味:「(山のない)島」
タヒチ島やモーレア島のような山がある島ではなく、平坦なサンゴ礁の島を指します。

N

nui【ヌイ】

意味:「大きい、巨大な」
反対語は iti 。(詳しくは iti の項目を参照)他の言葉と組み合わせて「~nui」という形で人名に用いられることも多いです。

O

'oire【オイレ】

意味:「都市、村、町」
恐らく英語のcityに当たるか、もう少し広義かな? fare 'oire【ファレ・オイレ】で「市役所」、'oire nō papeete【オイレ・ノ・パペエテ】で「パペーテ市」。市役所の入り口付近、市と市の境界線付近にはそれを示す立て看板があり、タヒチ語で表記してあることも多いです。

'ori【オリ】

意味:「踊る、ダンス」
'ori tahiti【オリ・タイティ】はタヒチアン・ダンスを指します。日本ではタヒチアンダンスの教室名に使われていたりもするようです。タヒチでは毎年 'ori tahiti nui solo competitions が開催されます。グループでのダンスで優劣を競うHeiva i Tahitiとは違い、'ori tahitiはソロダンサーのためのコンクールです。

oti【オティ】

意味:「終わった、終了した」
「これにて終了」、「終わり」という場面でよく「オティ!」と言います。

P

pau【パウ】

意味:「もう無い、からっぽ」
「もう無いよ」、「(全部なくなって)おしまい!」という場面で使います。何かを全部食べきってしまった時とか、ゲームで手持ちの札がなくなったとか…。

pia【ピア】

意味:「ビール」

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英語の beer が由来みたいです。写真は uru【ウル】(=パンの木の実)から作られたビールです。

popa'ā【ポパア】

意味:「白人」
タヒチでは毎年「Miss popa'ā【ミス・ポパア】」という白人系女性のミスコンがあります。ポリネシア原住民系女性向けなのは Miss Tahiti。Miss Tahiti の優勝者は正式にタヒチ代表として Miss France の選考に進出します。

ちなみに中華系の人口も多いタヒチでは Miss Dragon という中華系女性のミスコンもあります。Miss Dragon 優勝者も Miss chinese internatioal(=中国本土以外に居住する華僑・華人の女の子向けミスコン) の選抜に参加しますが、Miss popa'āにはそういう特典がなく他に比べると小規模なミスコンといった印象。

pua'a【プアア】

意味:「豚」
ディズニー映画「モアナと伝説の海」に登場する豚の名前が「プア」ですが、タヒチ語でズバリ「豚」なのですね…。ちなみにタヒチを含むフランス語圏の国では既に「モアナ」というタイトルの別の映画が存在していたため、この映画はタイトルを「Vaiana」に変更して主人公の名前も「ヴァイアナ」として発表されました。

pua'a は「豚」を意味する他に、広い意味で「蹄を持った四本足の動物」を指すので、pua'a+αで他の動物を表すことができるようです。

pua'atoro【プアトロ】

意味:「牛」

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pua'a からの派生語ですね。「スプーン/板金、ブリキ」を表す punu をくっつけて、「punu pua'atoro【プヌ・プアトロ】」でコーンビーフ。

T

tiare【ティアレ】

意味:「花」
様々な花が咲き乱れるタヒチ。その中でも tiare Tahiti【ティアレ・タイティ】はタヒチのシンボル的な花です。

エア タヒチ ヌイの飛行機に乗る際に搭乗口で tiare Tahiti のつぼみをもらえます。この花の身に着け方には意味があります。すでに決まったパートナーがいる人は心臓のある側(つまり左)の耳に、現在フリーな人は右側の耳につけるのです。

tiare Tahitiの花びらの数には個体差があって、通常は5~8枚とされています。しかし時々花びらが9枚以上ある花が見つかることもあって幸運のシンボルと考えられているようです。11枚の花びらを持つティアレを見つけた人が誇らしげに新聞に載っていたのを見たことがあります。

tiki【ティキ】

意味:「神の像」
tiki の方が一般的だと思っていたのですが、辞書によると正しくは ti'i 【ティイ】なのだそうです。ポリネシアの神様をかたどった石像です。ご無礼を働くと祟られるそうなので十分に気を付けましょう。



まとめ

詳しく調べていく上で、タヒチ語は一つの単語がかなり広い意味を持っているなと感じました。修飾語を付け加えて意味を限定したり、複数の言葉を組み合わせることによって多彩な表現を生み出していく感じが面白いです。

タヒチ語についての記事を書く際は手持ちの本だけを参照するのではなく、正確を期すために以下のサイトを利用してダブルチェックするようにしました。タヒチ語⇔フランス語のサイトですが、実際の発音を聞くこともできて便利です。

Académie Tahitienne - Fare Vāna'a



第一弾のタヒチ語特集が未読の方は ↓ こちらもどうぞ。

www.tahiti-hitorigoto.com

よく使うタヒチ語・20選

タヒチ島に住んで早10年以上、今でもタヒチ語は全然わかりません。それでも気が付けばいくつかの単語は自然に覚えてしまいました。

なぜかと言うと、タヒチではフランス語の会話の中にタヒチ語の単語を織り交ぜて喋ることがよくあるからです。

普段タヒチ語で会話しない人でも、タヒチで暮らすなら当たり前に理解している単語というものが存在します。

そこで今回はタヒチ語を習得する気の全くない私が自然に覚えた言葉=日常よく見聞きするタヒチ語を厳選して挙げてみようと思います。

※注意※

  • 【  】内は「私にはこう聞こえる」的な発音です。あくまでもご参考程度に。やはりカタカナ表記には限界があって正確な発音を再現するには無理がありますので、その点においてもご了承ください。

  • よく使う順に並んでいるわけではありません。順不同です。






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あいさつ言葉系

Ia Orana【イアオラナ】

意味:「おはよう/こんにちは/こんばんは」
気持ち「ラ」の部分にアクセントがあるように思います。(主にフランス語の挨拶を使用するので)自分からはあまり言いませんが、相手から「こんにちは」と言われていることは理解しなくてはいけないので、そういう意味で自然に覚えてしまう言葉。ちなみにMaeva【マエヴァ】 は「ようこそ」。

Māuruuru【マウルルー】

意味:「ありがとう」
これも自分からはあまり言いませんが、相手に感謝されているということは理解する必要があります。

Nana【ナナー】

意味:「さようなら/バイバイ」
フランス語の Au revoir. よりも短く発音も簡単なので使いやすいです。

maita'i【マイタイ】

意味:「良い/元気、調子が良い/最高」
これも自分が使う機会はあまりないけれど聞いてわかる単語。英語の good、フランス語の bon や bien にあたる言葉のようです。

日常会話いろいろ

Aita pea pea【アイタペアペア】

意味:「大丈夫/気にしないで」
「Aita=No」、「pea pea=problem」なので「Aita pea pea=No problem.」。「問題ないよ/それでいいよ/大丈夫だよ/気にしないで」などの意味で使えます。細かい事を気にしない大らか(≒大雑把)な様子を表すこともあります。(やや皮肉?)

fiu【フィウ】

意味:「面倒くさい/飽きた/疲れた/退屈な」
タヒチアンがよく口にする言葉No.1なのではいないかと思います。年中暑くて何もする気が起きない、ということなのか…?「え~、そんなのやりたくな~い。やらなくても何とかなるんじゃないの?」という雰囲気が全開の言葉。新しいもの好きのタヒチアンが「これ、もう飽きたよ~」の意味でもよく使います。

Fa'aitoito【ファイトイト】

意味:「頑張れ」
英語のFight!に似ていて覚えやすい。何だかすごく応援されている気になります。

Ha'aviti (pei)【ハヴィティ(ペイ)】

意味:「早く/急いで」
(pei)は強調語なので付けなくても良いのですが、付けると「もう、早くしなさいってば!」 的ニュアンスになるのかな~と。子どもが母親に急かされているような場面でよく聞こえてきます。

Haere Mai【ハレマイ】

意味:「(こっちに)おいで」
大人同士でも使いますが、これもよく子どもが大人に言われていたりします。

taote【タオテ】

意味:「医者」
子どもを理学療法士さんのところに連れて行った時に「この子のtaoteは誰?」と(主治医の名前を)聞かれ、意味を知らなかったので逆に「taoteって何ですか?」と聞く羽目に…。「あれ、知らないの?taoteって医者のことだよ」と教えてくれましたが、普段タヒチ語で話さない人でも簡単な単語は知ってて当然なのかと痛感。(総合病院などではなく)開業医の診療所によくTAOTEという看板が出ています。

tane / vahine【タネ/ヴァヒネ】

意味:「男/女」
まずトイレなどの表示を見て覚えました(男女のイラストがついてる場合が多いので)。そして「あなたのtane」とか「君のvahine」のような言い方で 「夫/妻」もしくは「彼氏/彼女」を指します。

食べ物関連

mā'a【マア】

意味:「ご飯/食事/食べ物全般」
これも日常よく使う単語。「もうご飯食べた?」のようなフレーズによく潜んでいます。
mā'a tahiti【マア・タイチ】は伝統的なタヒチ料理。
mā'a chien【マア・シアン】はドッグ・フードです。(chienはフランス語で「犬」)

fāfā【ファファ】

意味:「タロイモの新芽」
タヒチ料理の定番メニューであるPoulet fāfā【プレ・ファファ】は、Poulet(フランス語で「鶏肉」)とfāfāをココナッツミルクで煮込んだものです。厳密にはタロイモの茎の柔らかい部分を指すらしいのですが、最近ではホウレン草を代用品として使っていることが多いそうです。

'uru【ウル】

意味:「パンの木/パンの木の実」
タヒチ料理の付け合わせなどで出てきたりします。芋っぽい食感で私は好きです。最近はウルを原料に使用したマフィンやビールなど、関連商品も見かけるようになりました。

fe'i【フェイ】

意味:「加熱用のバナナ」
タヒチにはたくさんの品種のバナナがあります。フェイは皮の色がオレンジ色の、加熱して食べるバナナです。皮ごとオーブンで焼いたり茹でたりします。皮の一部が開いてきたら火が通ったしるしだそうです。 ココナッツミルクをかけて食べると美味しい。

体の部位

pito【ピトー】

意味:「おへそ」

nini【ニニ】

意味:「つむじ」

keekee【ケケ】

意味:「わきの下」

体の部位については発音が簡単だからか、大人も子どももよく使います。

その他

manureva【マヌレヴァ】

意味:「飛行機」
航空会社エア・タヒチ・ヌイのCMから聞こえてきた単語で「何だろう?」と思って調べてみたら飛行機でした。なるほどな~航空会社だもんな~と覚えた単語。CMの最後に聞こえてくるフレーズ To Tatou Manureva. 【ト・タトウ・マヌレヴァ】は「私たちの飛行機」という意味。

fare【ファレ】

意味:「家/建物/~センター」
Fare discountという名の家具屋さんがあったり、Fare Tonyという名のショッピングセンターがあったり…。Fare Rā'au【ファレラアウ】はFare(家)+ Rā'au(薬)で「薬局/ドラッグストア」。fareはすごく広い意味で家とか建物・施設類全般を意味するのだな~と理解しています。

まとめ

旅行で訪れる場合、英語もしくは簡単なフランス語ができればタヒチで不便に感じることはまずないので、旅行前に無理にタヒチ語を覚える必要はありません。

それでも旅先では少しでも現地語を使って話すと地元の人たちにとても喜んでもらえたりするものなので、簡単な言葉だけでも覚えておきたいと思うなら、それはとても良いことだと思います。

「イアオラナ(こんにちは)」、「マウルルー(ありがとう)」、「ナナー(バイバイ)」の3つだけでも旅がより楽しくなるかもしれません。




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