タヒチでひとりごと

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よく使うタヒチ語・20選

タヒチ島に住んで早10年以上、今でもタヒチ語は全然わかりません。それでも気が付けばいくつかの単語は自然に覚えてしまいました。

なぜかと言うと、タヒチではフランス語の会話の中にタヒチ語の単語を織り交ぜて喋ることがよくあるからです。

普段タヒチ語で会話しない人でも、タヒチで暮らすなら当たり前に理解している単語というものが存在します。

そこで今回はタヒチ語を習得する気の全くない私が自然に覚えた言葉=日常よく見聞きするタヒチ語を厳選して挙げてみようと思います。

※注意※

  • 【  】内は「私にはこう聞こえる」的な発音です。あくまでもご参考程度に。やはりカタカナ表記には限界があって正確な発音を再現するには無理がありますので、その点においてもご了承ください。

  • よく使う順に並んでいるわけではありません。順不同です。






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あいさつ言葉系

Ia Orana【イアオラナ】

意味:「おはよう/こんにちは/こんばんは」
気持ち「ラ」の部分にアクセントがあるように思います。(主にフランス語の挨拶を使用するので)自分からはあまり言いませんが、相手から「こんにちは」と言われていることは理解しなくてはいけないので、そういう意味で自然に覚えてしまう言葉。ちなみにMaeva【マエヴァ】 は「ようこそ」。

Māuruuru【マウルルー】

意味:「ありがとう」
これも自分からはあまり言いませんが、相手に感謝されているということは理解する必要があります。

Nana【ナナー】

意味:「さようなら/バイバイ」
フランス語の Au revoir. よりも短く発音も簡単なので使いやすいです。

maita'i【マイタイ】

意味:「良い/元気、調子が良い/最高」
これも自分が使う機会はあまりないけれど聞いてわかる単語。英語の good、フランス語の bon や bien にあたる言葉のようです。

日常会話いろいろ

Aita pea pea【アイタペアペア】

意味:「大丈夫/気にしないで」
「Aita=No」、「pea pea=problem」なので「Aita pea pea=No problem.」。「問題ないよ/それでいいよ/大丈夫だよ/気にしないで」などの意味で使えます。細かい事を気にしない大らか(≒大雑把)な様子を表すこともあります。(やや皮肉?)

fiu【フィウ】

意味:「面倒くさい/飽きた/疲れた/退屈な」
タヒチアンがよく口にする言葉No.1なのではいないかと思います。年中暑くて何もする気が起きない、ということなのか…?「え~、そんなのやりたくな~い。やらなくても何とかなるんじゃないの?」という雰囲気が全開の言葉。新しいもの好きのタヒチアンが「これ、もう飽きたよ~」の意味でもよく使います。

Fa'aitoito【ファイトイト】

意味:「頑張れ」
英語のFight!に似ていて覚えやすい。何だかすごく応援されている気になります。

Ha'aviti (pei)【ハヴィティ(ペイ)】

意味:「早く/急いで」
(pei)は強調語なので付けなくても良いのですが、付けると「もう、早くしなさいってば!」 的ニュアンスになるのかな~と。子どもが母親に急かされているような場面でよく聞こえてきます。

Haere Mai【ハレマイ】

意味:「(こっちに)おいで」
大人同士でも使いますが、これもよく子どもが大人に言われていたりします。

taote【タオテ】

意味:「医者」
子どもを理学療法士さんのところに連れて行った時に「この子のtaoteは誰?」と(主治医の名前を)聞かれ、意味を知らなかったので逆に「taoteって何ですか?」と聞く羽目に…。「あれ、知らないの?taoteって医者のことだよ」と教えてくれましたが、普段タヒチ語で話さない人でも簡単な単語は知ってて当然なのかと痛感。(総合病院などではなく)開業医の診療所によくTAOTEという看板が出ています。

tane / vahine【タネ/ヴァヒネ】

意味:「男/女」
まずトイレなどの表示を見て覚えました(男女のイラストがついてる場合が多いので)。そして「あなたのtane」とか「君のvahine」のような言い方で 「夫/妻」もしくは「彼氏/彼女」を指します。

食べ物関連

mā'a【マア】

意味:「ご飯/食事/食べ物全般」
これも日常よく使う単語。「もうご飯食べた?」のようなフレーズによく潜んでいます。
mā'a tahiti【マア・タイチ】は伝統的なタヒチ料理。
mā'a chien【マア・シアン】はドッグ・フードです。(chienはフランス語で「犬」)

fāfā【ファファ】

意味:「タロイモの新芽」
タヒチ料理の定番メニューであるPoulet fāfā【プレ・ファファ】は、Poulet(フランス語で「鶏肉」)とfāfāをココナッツミルクで煮込んだものです。厳密にはタロイモの茎の柔らかい部分を指すらしいのですが、最近ではホウレン草を代用品として使っていることが多いそうです。

'uru【ウル】

意味:「パンの木/パンの木の実」
タヒチ料理の付け合わせなどで出てきたりします。芋っぽい食感で私は好きです。最近はウルを原料に使用したマフィンやビールなど、関連商品も見かけるようになりました。

fe'i【フェイ】

意味:「加熱用のバナナ」
タヒチにはたくさんの品種のバナナがあります。フェイは皮の色がオレンジ色の、加熱して食べるバナナです。皮ごとオーブンで焼いたり茹でたりします。皮の一部が開いてきたら火が通ったしるしだそうです。 ココナッツミルクをかけて食べると美味しい。

体の部位

pito【ピトー】

意味:「おへそ」

nini【ニニ】

意味:「つむじ」

keekee【ケケ】

意味:「わきの下」

体の部位については発音が簡単だからか、大人も子どももよく使います。

その他

manureva【マヌレヴァ】

意味:「飛行機」
航空会社エア・タヒチ・ヌイのCMから聞こえてきた単語で「何だろう?」と思って調べてみたら飛行機でした。なるほどな~航空会社だもんな~と覚えた単語。CMの最後に聞こえてくるフレーズ To Tatou Manureva. 【ト・タトウ・マヌレヴァ】は「私たちの飛行機」という意味。

fare【ファレ】

意味:「家/建物/~センター」
Fare discountという名の家具屋さんがあったり、Fare Tonyという名のショッピングセンターがあったり…。Fare Rā'au【ファレラアウ】はFare(家)+ Rā'au(薬)で「薬局/ドラッグストア」。fareはすごく広い意味で家とか建物・施設類全般を意味するのだな~と理解しています。

まとめ

旅行で訪れる場合、英語もしくは簡単なフランス語ができればタヒチで不便に感じることはまずないので、旅行前に無理にタヒチ語を覚える必要はありません。

それでも旅先では少しでも現地語を使って話すと地元の人たちにとても喜んでもらえたりするものなので、簡単な言葉だけでも覚えておきたいと思うなら、それはとても良いことだと思います。

「イアオラナ(こんにちは)」、「マウルルー(ありがとう)」、「ナナー(バイバイ)」の3つだけでも旅がより楽しくなるかもしれません。




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