タヒチでひとりごと

タヒチ在住者による現地情報をお届け。

スポンサーリンク

「有名企業もタヒチの暑さにやられるとこうなる」をマンガにしてみた。

日本で働いていた頃、仕事で毎日のようにお世話になっていた国際宅配便のDHLさん。

私の中では迅速・確実なエクスプレス・サービスというイメージ。

ところが先日、さすがのDHLさんもタヒチの南国ムードにかかればこうなるのか~という出来事が!

「タヒチってこんなところなんだ~」と一発で理解してもらえそうだと思い、4コマ漫画にしてみました。

※日本のDHLさんとは一切関係のない話です。誤解なさらないようお願いいたします <( _ _ )>


営業所止めを推奨?

f:id:Nariyuki:20181105054417j:plain

今回、電話をかけてきてくれたオペレーターのお姉さんは「取りに来られますか~? ………(沈黙)……」と黙ってこちらの出方を待つ戦法。

「それとも、お届けにあがりましょうか?」という選択肢プリーズ!!

受取人が取りに来てくれれば、当然、配達員の仕事が減ります。気持ちはわかるんですがね。

でも、せめて選択肢を提示して下さい、お姉さん…。

もちろん電話対応には個人差があって、最初から「どちらにお届けにあがりましょうか?」と聞いてくれるオペレーターさんもいます。(むしろ、こちらが一般的)

それにしても、配達してもらうより自分で取りに行った方が早いなんて…。

エクスプレス…だよね?


独特の住所確認

f:id:Nariyuki:20181105054414j:plain

補足説明をしますと、タヒチでは、場合によって2種類の住所を使い分けます。


  • adresse postale(郵送先住所)

  • adresse géographique(地理的住所)



「郵送先住所」=「○○郵便局の私書箱〇番」です。

(タヒチには郵便配達制度がありません。必然的に私書箱を利用)


実際に配達する必要がある宅配業者さんにとっては、郵送先住所は役に立ちません。

実際の所在地はここ!=地理的住所が必要になってきます。

ところが、地理的住所は、漠然としすぎていて場所の特定が難しかったりします。(書類に記入したりするくらいで、実生活であまり使わない)


そこで、誰もが知っているお店や公共施設などを使って、具体的な場所の説明をするのがタヒチでは当たり前。

宅配業者さんから電話がかかってくるのは、この口頭説明で場所を把握するのが主な目的のようです。


ちなみに、住所確認の電話があったのは午前中。なぜその日のうちに持ってきてくれないの?と謎は深まるばかり。

どうやら翌営業日配達というのは絶対らしく、住所確認の電話が金曜日にかかってくると、配達は月曜日になります。

エクスプレス…だよね??


予定通りに行くことは、まずない

f:id:Nariyuki:20181105054411j:plain

タヒチでは、予定は狂ってなんぼ。

気を取り直して柔軟に対応する能力が鍛えられます(たぶん)。

仕事に集中していて、気がついたら夕方。

問い合わせをしてみるも、宅配業者さんの営業時間が自分の勤務時間より短いという…。


業務が滞っていても「仕方がない」

f:id:Nariyuki:20181105054407j:plain

当初は、おとなしく待つつもりでいた私。

ところが、「放っておいたら、いつ来るかわからない」と言われ、あわててプッシュする羽目に。

黙っているとドンドン後回しにされるから、しっかり主張すべし!ということか…。

そこで告げられた遅延の理由が「時間がなかったから」(笑)


意外に抜け目なし

f:id:Nariyuki:20181105054404j:plain

タヒチの人は、単に「ほんわか・のんびりした純朴な人々」ではなく、意外に "ちゃっかり" した面があります。

怒られないように根回しをするというような場面では、頭が切れるし、要領良く立ち回ります。

上のような隠ぺい工作もお手のもの♪

仕事に関しては、「いかに怒られないようにサボるか」がテーマのようです (*'▽')


まとめ

随所に「タヒチらしさ」がてんこ盛りの事例をお届けしました。

こういったタヒチらしいグダグダが起こるたびに、相方さんは笑顔で「Welcome to Tahiti~ (・∀・)」と言います。

タヒチに移住したいと考えている人は、このような日常に耐えられるかをまず考えてみましょう。

「まぁ、なるようにしかならないし!」とか「イライラしたら負け。」などと受け流すことができる人は、タヒチ生活に向いていると言えます。

観光で来られる方々も、「年中暑くて働く気がしないんだろうな~」と大目に見てやってください (^^;)