お勧めピッツェリアの記事に登場しているお店です。
前回は Croq'in さんのピザについてお伝えしましたが、今回はお昼限定の chausson (ショッソン)。
chausson とは、ピザを半分に折り畳んだ「カルツォーネ」のことです。
お店の概要
詳しくは、こちらの記事をご参照ください。
・営業時間
chausson はお昼の営業時間(11時~14時)限定で、夜は注文不可。
日曜定休(年に数回、不定期でバカンスを取るので2~3週間お休みの場合あり)
・電話番号
TEL : 40 45 67 33
・価格
chausson は500フラン均一。小サイズのピザ1枚に相当するので、とってもお得!
ピザを半分に折り畳んだと言っても薄っぺらいものではなく、ピザ用の箱が閉まらないほどの厚みがあって中に具がしっかりと詰まっています。厚みがある分、ひょっとしたら通常のピザよりも具沢山なのではないかと思うくらいなので、コストパフォーマンスは抜群。
今回注文したもの
(1) CAMPAGNARD
Campagnard は Lardon(拍子切りの塩蔵豚肉)、マッシュルーム、チーズなどが入っており、ホワイトソースのような生クリーム系でカルボナーラのような感じ。
とろりとしたチーズとソースが Lardon の強い塩気にマッチして美味しい。これで野菜が入っていたら完璧なのにな~と思うものの、この価格で栄養バランスまで求めるのは酷ですね。
(2) OLIVIA
Olivia はハム、オリーブ、チーズなどが入った「トマトソースのスタンダードなピザ」といった感じ。表面にオリーブが乗っているのが Olivia の目印みたいです。
その他の chausson
chausson は全部で5種類。Campagnard と Olivia 以外に以下のバリエーションがあります。
MEXICAIN:牛ひき肉やコーンが入っていてスパイシー。
TUNA:その名のとおり、ツナがメイン。
VÉGÉTARIEN:野菜のみで肉や魚は含みませんが、確かチーズは入っていたはず。
具の量が多いので気になりませんが、chausson は通常のピザに比べると具材の品目が少なくてシンプルです。それが安さの秘密なのかもしれません。
サービス・対応
ピザと同様に chausson も品質が安定していて「今日のはイマイチだな…」なんてことはありません。リピートしてもガッカリさせられることがないというのは意外と大事なポイントです。
この激安の chausson でも小サイズピザのスタンプを押してくれるので、リピーター続出の模様。(10枚集めるとピザ1枚が無料になるスタンプです)
特にこの chausson を職場に配達してもらう人が結構いるらしく、お昼の時間帯は平日でも常に混雑しています。
お昼の営業時間が11時~となっているのは、どうやら「配達可能な時間」という意味で、注文自体は9時もしくは9時半頃から受け付けてくれるようです。注文するのが遅いと希望の時間に配達してもらえない可能性が高くなるので、なるべく早い時間に電話するようにしましょう。
電話がつながりにくいことも多いですが、それだけ人気があるということなので仕方がないですね。
配達について
配達区域がお昼は Tipaerui から Titioro まで(=パペーテ市内のみ)と、夜の配達区域より狭まっています。
驚くべきことに、chausson は配達料金込みです!1つだけでも配達してくれ、ちゃんと500フランぽっきり。初めて注文した時は配達料金を請求されないことにビックリしました。
お昼の時間帯はもちろん通常のピザも注文できます。ただし、ピザは chausson と違って配達料金がかかるので注意。
まとめ
半分に折り畳むわけですから、ピザの耳にあたる端の部分が二重になります。具がなくて厚ぼったい生地だけの部分が出来てしまうのは避けられないわけです。
しかし、端っこを残して真ん中だけ食べても元が取れると思えるほど、この chausson は低価格でボリュームがあります。(私には半分で十分な量です。無理に完食すると夕食がいらなくなるほど…)
Campagnard のようにソースがとろりと流れ出てくるタイプなら、具がない生地の部分でソースを拭って食べることもできるので、「生地だけだと味気ないな~」と思うことなく最後まで美味しくいただくことができます。
配達区域内に勤務しているなら、寝坊してお昼ごはんの用意ができなかった時に職場まで配達してもらうというような使い方もできて重宝するピッツェリアです。リーズナブルで使い勝手が良いという点が人気の秘密ではないでしょうか。