久々にタヒチ島内のレストランレビューです。
ニュージーランドでのバカンスに散財してきたので、ここのところ外食を控えていました。
それでニュージーランド旅行記ばかり書いていたわけですが、急遽、相方さんのお友達とランチすることになりました。
食事会の場所として選んだのは、イタリアン・レストランの「Le Dolce(ル・ドルチェ)」。
2018年2月にオープンしたばかりの、まだ新しいレストランです。
フランス領のタヒチでは、高級レストランというとフランス料理が多いです。ル・ドルチェのような高級路線のイタリア料理店は珍しいな~ということで、お友達を誘って行ってみることになりました。
基本情報
公式サイト
所在地
Avenue Charles de Gaulle, Pirae, Tahiti
TEL : 40 57 67 76
タヒチ島のピラエ市にあります。
パペーテ市のプランス・ヒノイ通り(Ave de Prince Hinoi)を山側(アルエ市方向)へまっすぐ行くと、途中からシャルル・ド・ゴール通りになります。
住所はシャルル・ド・ゴール通りになっていますが、通りに面しておらず奥まったところにあるので、少しわかりにくいかもしれません。
Pharmacie de Pirae(ピラエ薬局)や Poste de Pirae(ピラエ郵便局)がある一角です。
営業時間
月曜ー水曜:11時30分~15時
木曜・金曜:11時30分~15時、18時30分~22時
土曜:11時30分~15時
祝日に関しては、営業するかどうかを公式フェイスブックでその都度告知しているようです。
価格帯
前菜・メインともに一皿だいたい3000フラン前後(2018年5月現在のレートで約3300円)。
目安として…
今回は相方さんと前菜1皿をシェアして、メインはそれぞれ注文し、デザートなし、飲み物はミネラルウォーター2本。2名分の合計で9050フラン(同 約9900円)でした。
いつもはメインディッシュのみで済ますことが多いです。今回は例外的に前菜もオーダーしたため、ランチにしてはちょっと贅沢しちゃったな~という感じの合計金額になりました。
それでも料理の内容が良かったので、まぁ妥当な価格かなと思いました。(タヒチは物価が高いことですし…)
お店の雰囲気
まだ新しいレストランということで、とてもキレイでした。
お店の外観は質素な感じですが、内装やテーブルセッティングは高級感があってセンスの良さがうかがえます。
テーブルとテーブルの間隔も広めにとってあり、とても居心地の良い空間です。
サービス・対応
オープンしてからまだ日が浅いからか、良い意味で緊張感のあるサービスを受けたという印象です。
ホールで率先して動いていた男性(=おそらくオーナーさん?)の給仕がしっかりしているだけでなく、他のホールスタッフもよく教育されているなと感じました。
私は日本でウエイトレスをしていたことがあるので、細かい所も見てしまいがちなのですが、特に問題なく良いサービスだと思いました。
子ども連れの可否
今回、友人ご夫妻は3歳になる娘さんを連れてきていましたが、お店の方はとても親切に対応してくれました。
そして、子ども連れで来ているグループが他にも何組か見受けられました。
他のお客さんに迷惑をかけなければ、「子連れでは行けない高級店」と気後れする必要はないという感じです。
ちなみに、こちらのお店に限らず、タヒチでは全般的に子連れ外食に寛容な感じがします。高級店であっても、子どもが少しくらい騒いだくらいでは、スタッフもお客さんたちもあまり目くじらを立てません。
最低限の気遣いができるなら、割とどこにでも子どもを連れて行ける感じではあります。
今回注文したもの
前菜
イタリアンサラダ
二人でシェアするとオーダー時に伝えたら、あらかじめ半量ずつを二皿に分けて持ってきてくれました!
自分たちで取り分けるとぐちゃぐちゃになりがちなので、この心遣いは嬉しかったです。画像は半量ですが、思っていたよりボリュームがありました。
中央の丸いものはリゾットをフライにしたもの。棒状のフライの中身はチーズ。生ハムもあって、なかなか豪華なサラダでした。
メイン
キノコのニョッキ
あまりお腹が空いていなかったので、キノコのニョッキにしました。
プリモ・ピアット(イタリア料理のフルコースで前菜の後、メインディッシュの前に取る料理)に分類されていたので、メインの肉・魚料理よりは量が少なめだろうと思ったからです。
ちなみに、forestier(フォレスチエール)とはフランス語で「森の、森林の」という意味です。料理名に使われるとたいていキノコが入った料理になります。
牛フィレ肉
相方さんはガッツリ肉料理。焼き加減をレアでお願いしたところ、一口食べて「完璧!」と言っていました。
「レアでオーダーしても微妙に焼きすぎるレストランが多い」と、いつもぼやいている相方さんが満足していました。素晴らしい…。
基本的にレギュラーメニューのメインディッシュなら、付け合わせを選べます。
この牛フィレ肉は日替わりメニューのうちの1つでした。付け合わせはジャガイモのピューレに決まっていて自由に選べず…。
相方さんはその点を少し残念に思っていたようです。ところが、食べてみると意外なほど美味しくて、嬉しい誤算となりました。
鴨の胸肉、牛肉のタリアータ
友人ご夫妻が注文した料理も美味しそうでした。
ただ、付け合わせの Frites maison (自家製フライドポテト)は美味しくないと言っていたので、付け合わせを選ぶ際はフライドポテト以外にしたほうが良さそうです。
デザートについて
だいたい1200フラン前後(同 約1300円)のデザートが多かったです。
Champagne gourmand というのが、唯一2000フランを越えていました。(名前から想像するに、グラスシャンパンとデザートの盛り合わせか何かだと思われます)
友人ご夫妻がクレーム・ブリュレを注文していました。1200フランだったので、クレーム・ブリュレをメインに据えて、プチ・フールやアイスクリームなどの盛り合わせかな~?と思っていたら、見事にクレーム・ブリュレだけでした…。(大きさは直径15cmくらいの浅い皿)
ちょっとレストランのデザートとしては工夫が足りないかも…。デザートだけは割高に感じました。
飲み物について
今回アルコールは注文しませんでしたが、バーカウンターがあったので、カクテル類もなかなか充実していそうでした。
祝日ということで、昼間からワインやシャンパンをボトルで注文しているお客さんも結構いました。
ソフトドリンクやミネラルウォーターに関しては、レストランにしては手ごろな価格帯なのが有難かったです。
まとめ
比較的新しいレストランにもかかわらず、すでにフェイスブックでなかなかの高評価を受けているお店です。
低い評価を付けていた人は、予約せずに行って入れなかったと文句を言っている人でした。(予約しないほうが悪いと思うのだけど…)
人気があるので、現状は事前予約が必須だと思います。本日は祝日に臨時営業という感じでしたが、ほぼ満席でした。
十分に高級感のある雰囲気と料理を提供しながら、比較的リーズナブルな価格だったので、人気があるのもうなずけます。(デザートのみ改善希望…)
良い意味でタヒチらしくない、気持ちの良い接客にも好感が持てます。
久々にまた行きたいと思えるレストランを見つけました。