お土産探しは、現地で偶然良いものに出会えればラッキー。
でも、なかなかピンとくるものに出会えない…ということも考えられます。
旅行に発つ前に下調べをしておいて、「他にいいものが見つからなかったら、これを買おう」と念のための目星をつけておくと、帰国前に慌てずに済みます。
今回ご紹介するのは、クッキータイムです。
ニュージーランドでは、「チョコチップクッキーといえば、クッキータイム!」という勢いでポピュラーな商品。
ポップで可愛いパッケージやバラまきに向く小袋もありという点で、気軽なお土産としても人気があるようです。
ところが、実際に食べてみると「あんまり美味しくない…!?」
その理由と解決方法(=お勧めの食べ方)をお伝えしたいと思います。
クッキータイムとは
クッキータイム(Cookie Time)を製造しているのは、1983年創業の地元企業です。
発祥は、ニュージーランドの南島・クライストチャーチ。今ではニュージーランド全域で販売されていて、ニュージーランド人に愛されているクッキーです。
クッキータイムの特徴は、着色料不使用で、大き目のチョコレートがゴロゴロと入っていること。
メーカーの公式サイトはこちら ↓
購入可能な場所
ニュージーランドのスーパーマーケットでは、必ずと言っていいほど置いてあります。
ウィッタカーズのチョコレートと同様、取扱店が多くて入手しやすいというところは、旅行者目線でポイントが高いです。
今回は、パックンセーブ(PAK'nSAVE)というスーパーで購入しました。
価格
クッキーのサイズやパッケージにたくさんのバリエーションかあるので、価格もさまざまです。
自宅用に大容量タイプを買ったので、参考にならないかもしれませんが…今回購入したのは、こちら ↓
9枚入りで、総重量が630g。手に取ると、ずっしり重いです (^^;)
これが 9.99 ニュージーランド・ドル(2018年8月のレートで約750円)でした。
価格はお店によって多少違ってくると思いますので、目安程度に考えてください。
当初は美味しいと思えず…
ニュージーランドで人気 No.1 のクッキーということで、期待して持ち帰ってきました。
ところが、いざ食べてみると…家族にすこぶる不評 (ノД`)・゜・。
まず、超・甘党の相方さんが一口食べただけで「美味しくない」と見向きもしなくなりました。
子どもたちは「食べれるよ」と言ってくれましたが、あまり食いつきが良くありませんでした。(食べきらずに残してたし…)
分厚くて結構硬い。サクサクしているわけでもなく、かといってソフトクッキーでもない微妙な食感…。
このあたりで、大容量を買って帰ってきたことを激しく後悔…。
でも、なぜ!?
原因はフランスのクッキー?
ここで断っておきたいのですが、決してクッキータイムがまずいのではありません。単に私たちの口に合わなかっただけです。
その原因として、思い当たることが1つありました。
それは、我が家で日常的に食べているクッキーは、フランスのものであるということ。
フランス領であるタヒチに住んでいる関係で、我が家は普段からフランスの製品に親しんでいます。
(生鮮食品はニュージーランドからの輸入も多いですが、日持ちする商品はフランスからの輸入品が多いです。)
そして、フランスのクッキーは、基本的にサクサク系。日本と同様に、軽い食感のクッキーが多いです。
対して、ニュージーランドを含む英語圏の国では、どうやらチューイー(chewy)な食感が主流なのだそうです。
チューイーとは、「よくかむ必要がある、歯応えのある」というような意味です。(軽い食感とは対極…?)
我が家の全員が漠然とイメージしているクッキーの食感と、クッキータイムの食感が一致していなくて、違和感を覚えたのではないかと思います。
焼きたてが命?
そこで、数年前にニュージーランドの路面店で焼きたてクッキーを買ったことを思い出しました。
クッキータイムとは違うメーカーでしたが、典型的な英語圏のクッキーという感じでした。
クッキーなんて買うつもりではなかったのに、ちょうど通りかかった時ものすごく良いにおいがしていて…。
店員さんに「今ちょうどオーブンから出したところですよ~」と声をかけられたこともあり、ついつい買ってしまいました。
その美味しかったこと!「これがチューイーという食感か!」と体感したのでした。
焼きたてアツアツは、サクサク感とは程遠く、まるでソフトクッキーみたい。生地に砂糖がたくさん含まれているからか、ほんの少しねっとりした食感に感じられました。
あれから数年の歳月が流れ、すっかりチューイーなクッキーのことなど忘れていました。代わりに、フランス風のクッキーにどっぷり慣れ親しんでいたわけです。
思い出しながら、ふと思いました。
「あれ?でも、あのチューイーなクッキーはめちゃくちゃ美味しいと感じたのに…?」と。
記憶をたどってみれば、チューイーなクッキーに違和感を抱くどころか、むしろ好きだったはず。
それなのに、今回クッキータイムが美味しく感じられなかったのはなぜか?
両者の違いは、どう考えても焼きたてかどうかしかありません。
温めて食べるが吉!
クッキータイムについて、もう少し調べてみようと思って、公式サイトを見てみることにしました。
すると、オンラインショップ利用したお客さんの中に「電子レンジで温めて食べると… (≧▽≦)」という感じのコメントを残している人がいました。
この時「チューイーなクッキーは温かいうちに食べるほうが美味しいのでは?」という仮定が、確信に変わりました。
さっそく試してみたところ、大正解♪チョコレートがとろけるだけでなく、中途半端な食感だったクッキー生地が焼きたてに近づくのです。
というわけで、クッキータイムをそのままで美味しいと思えない人は、電子レンジで温めて!
機種やワット数によっても違ってくるので一概には言えませんが、温め時間はほんの少しで十分です。
あまり温めすぎるとチョコレートが溶けすぎてしまうので、様子を見ながら控えめに加熱するのがコツです。
クッキータイムをあまり美味しくないと感じた時は、温めずにそのまま食べていましたが、これで解決~♪
買ってきた大容量タイプをどうしよう…と思っていましたが、無事に美味しく食べ切りました。
むしろ、もっと買って来ればよかった…(´・ω・`)
実は日本でも購入可能
ちなみに、クッキータイムは2013年12月に日本へ上陸しました。
現状、お店は東京・原宿に1店舗のみ。
原宿店は、クッキーバーという形式です。袋詰めされたクッキーを売っているだけでなく、焼きたてのクッキーやドリンクなど多彩なメニューを提供しています。
近くにお住まいの方は、本当の焼きたてが食べられて羨ましい限り。
遠方の方は、公式オンラインショップもありますし、Amazon や楽天などの通販でも購入可能です。
ニュージーランドに行く予定はないけど、クッキータイムを食べてみたい!という人でも、気軽に手に入れられますね。
通販で購入される場合は、ぜひ電子レンジ加熱で焼きたて気分を味わってみてくださいね ^^
まとめ
国によって人気のクッキーに違いがあるなんて、考えたこともありませんでした。
でも、クッキータイムをそのまま食べてみて、なんだか「実力を発揮できていない感」があったのです。
今回いろいろ調べてみて、私の中で新たに定着したイメージは、こんな感じ ↓
ニュージーランドのクッキー = 焼きたてが抜群に美味しい!!
フランスのクッキー = 冷めても大丈夫な優等生
どちらが優れているということではなく、それぞれに良さがあるのです。
日本のカントリーマアムも、アレンジとして温める食べ方が紹介されています。(でも、そのままで十分美味しいですよね)
クッキータイムはカントリーマアムよりも温めて食べると美味しくなる傾向がずっと強いという印象です。
クッキータイムをお土産にしたいけど、美味しくないと思われるのは嫌だなぁ…というこだわり派のあなたは、「ひと手間かかるけど、温めて食べてみて!」と伝えて渡しましょう ^^