タヒチでひとりごと

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タヒチの現地時間、日本との時差など、超詳しく解説!【仏領ポリネシア】

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初めてタヒチ旅行を計画している人にとっては「タヒチの現地時間」なんて馴染みがないことと思います。

旅行前に世界時計アプリをスマホにインストールしておくのも良いですが、サッと頭の中で時差が計算できると何かと便利

そこで、タヒチ時間の基本データから私が普段使っている暗算の方法まで、幅広くご紹介してみようと思います。

ステップ・バイ・ステップで書いたら長くなってしまったので、目次から気になる部分だけを選んで読む、もしくは「まとめ」だけを読むのもオススメです。

この記事内では混乱を避けるため、常に24時間制で話を進めます。(朝の8時・午後8時というような言い方をせず、8時・20時と表記)


現地時間リアルタイム表示


 

 


リアルタイム表示の精度について*1


タヒチ標準時の基本データ

まずはサクッと基本データを押さえておきましょう。

  • タイムゾーンの名称:TAHT タヒチ時間

  • 協定世界時との時差:UTC-10

  • 日本時間との時差:JST-19

タヒチ時間はホノルル標準時と同じです。タヒチからまっすぐ北上していけばハワイに到着するわけですね。

ポリネシアの島々は広大な海域に広がっていますが、全てタヒチ時間で統一されています。国内で時差があるアメリカのようにはなりません。

面倒なサマータイムなし!

タヒチでは夏時間を実施していません。日本との時差は年中一定です。


日本とタヒチ、時差は19時間

日本とタヒチとの時差は19時間です。日本の方が19時間進んでいます


簡単に時差を計算する方法

「時差19時間」と聞くと、なんだかややこしい感じがしませんか?(私だけ?)

普通は±19時間の計算をするところなのですが…

【お勧め】±5時間で時間を把握

「日付はどうでもいいから時間だけ知りたい」という場合は、この方法が簡単でお勧め。

例えば、タヒチ滞在中に日本の家族に電話したい、というような場合。

ただ単に迷惑でない時間帯に連絡を取りたいだけなら、これで十分


 タヒチ時間-5時間=日本時間



逆に、日本に居ながらタヒチ在住の人や現地機関などに連絡を取る必要がある場合、


 日本時間+5時間=タヒチ時間



これさえわかっていれば、非常識な時間に連絡してしまうといったことが避けられます。

押さえておくべきポイントは「時間だけ見たらタヒチのほうが5時間進んでいる」ということだけ。

日付まで正確に把握したい場合

19時間も時差があると、1日のうち日本とタヒチの間で日付がズレる時間帯のほうが多くなります。

・タヒチ時間→日本時間

【手順1】 タヒチ時間を日本時間に変換する場合、プラス19時間の暗算が面倒でなければ、もちろんそれでOKです。


 タヒチ時間+19時間=日本時間


例:タヒチ時間 4月2日の2時→ 日本時間4月2日の21時

タヒチ時間が0時~4時59分の間なら、単純にプラス19時間の計算でも難しくはありません。それ以外の時間帯は【手順2】へ。


【手順2】 それ以外の時間帯(タヒチが5時~23時59分の間)はプラス19時間と計算すると24時を超えてしまいます。

24時を超えた分だけ翌日と考えても、もちろんOKです。

例:タヒチ時間4月2日の6時の場合、6時+19時間=25時。24時を1時間越えているので翌日とする→日本時間は4月3日の1時。


24時間をオーバーした分を翌日の持ち越すのが面倒なら、以下のように考えることができます。


日付は日本が一日進んでいる

時刻はタヒチが5時間進んでいる


例:タヒチ時間4月2日6時→日本時間4月3日1時



・日本時間→タヒチ時間

日本時間を24時間制で考えて、マイナス19時間の計算が簡単ならそれでOK。

【手順A】


 日本時間-19時間=タヒチ時間


例:日本時間 4月2日の20時→タヒチ時間 4月2日の1時

日本が19時~24時の間はマイナス19時間の計算がしやすいので、そのまま単純に引き算でも大丈夫なはず。それ以外の時間帯は【手順B】へ


【手順B】
日本時間が時差の19時間より小さい数字の場合は、少しややこしくなります(つまり、日本が0時~18時59分の間)。

引き算すると答えがマイナスになるからです。

例:日本時間4月2日の15時の場合、15時-19時間=-4時間。前日の24時からさらに4時間を引く→4月1日の24時-4時間=タヒチ時間は4月1日の20時。

この計算、面倒ですよね。頭の中でサッと把握するには以下のように考えてみてはいかがでしょう?


日付は日本が一日進んでいる

時刻はタヒチが5時間進んでいる


例:日本時間4月2日15時→タヒチ時間4月1日20時



・なぜこんなに複雑なの?

日本時間が19時になるタイミングで、タヒチ時間がやっと日本と同じ日付の0時になります。

そして、その5時間後、今度は日本が24時を迎えるとまた日付にズレが生じます。

一日のうち、わずか5時間だけ日付が同じ。それが日本時間の19時~24時の間=タヒチ時間の0時~5時の間です。

それ以外の時間帯は日付にズレが生じている状態なので、少し複雑になってしまうのです。


まとめ

場合分けが出てきたりして「どこが簡単に計算する方法なんだ、騙された…」と思われたかもしれません。

大雑把に言うと、「ほとんどの時間帯で日付は日本のほうが進んでいる、でも時計だけ見ればタヒチが5時間進んでいる」ということを頭に入れておけば、まず困ることはありません。

実際のところ、私は±19時間の計算は全く使いません。いつも±5時間のほうで計算します。日付を気にしないといけない場面だけ「日付は日本のほうが進んでいるんだったな…」と思う程度です。


個人的には、現地時間を知るためだけにスマホをいじるのが億劫に感じます(アナログ人間なもので…)。よってどこを旅する場合でも時差は簡単に頭に入れておくことが多いです。

しかし、暗算が苦手なため、いつも「なるべく簡単に!」をモットーに考えます。

大したことではありませんが、少しでもお役に立てばいいなと思ってまとめてみました。

*1:現地時間を表示するブログパーツは「世界時計 - 世界の時間と時差」さんからお借りしました。時刻表示の精度について気になる方は、ブログパーツのページに説明がありますのでご参照ください。