タヒチでひとりごと

タヒチ在住者による現地情報をお届け。

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バゲット以外のお勧めパン・まとめ 【タヒチ島】

フランス領であるタヒチではいわゆる「フランスパン」が美味しいです。

食パンなどの柔らかいパンは日本に帰国してから食べることにして、タヒチではお食事のお供にハード系のパンを選んでみてはいかがでしょう。

前回はPPNのバゲットについてお伝えしましたが、今回はその他のパン、菓子パンの定番商品をご紹介しましょう。


バゲット以外のハード系パン

タヒチではPPNのバゲット以外のハード系パンも美味。

  • Flûte(バゲットより太いフランスパン)

  • Ficelle(バゲットより細いフランスパン)

  • Pain de compagne(カンパーニュ/田舎パン)

  • Ciabatta(オリーブ油配合のイタリアのパン)

  • Pain au seigle(ライ麦パン)

  • Pain complet(全粒粉使用のパン)

  • Pain aux céréales(様々な穀物入りのパン)…など

この類のパンを探すなら、大きなスーパーマーケットへ。さすがフランス領だな~と実感できるかも?


菓子パン類の定番商品

タヒチではどのお店もひたすら定番商品を作り続けている感じがします。目新しい商品に出会うことはほとんどありません。


・Viennoiserieの定番品

Viennoiserie(ヴィエノワズリー)とはデニッシュ系やパイ生地の菓子パンを指します。

  • Croissant(クロワッサン)

  • Pain au chocolat(デニッシュ生地の中に板状のチョコレート)

  • Pain aux raisins(渦巻き状デニッシュ生地にレーズン、中心にカスタードクリーム)

  • Chausson aux pommes(半円形のパイ生地の中にりんごのコンポート)…など



・タヒチの揚げパン Firi firi

ココナッツミルク入りの生地を油で揚げた「フィリフィリ」。

8の字型をしていて、表面に砂糖をまぶしてあったり、なかったり。

マルシェ(市場)で売っているのをよく見かけます。

「非常にお勧め!」とまではいかないものの、ココナッツミルク入りというのがタヒチっぽくて私は結構好きです。

フィリフィリについてはこちら ↓

www.tahiti-hitorigoto.com



・ココナッツパン

タヒチでフワフワしたパンが食べたくなった時にお勧め。

Pain au cocoについては別ページでもご紹介しています。

www.tahiti-hitorigoto.com



お勧めのお店

・「噂」のパン屋さん

「お勧めのお店」として挙げるのは少し躊躇するのですが…。

フランスの伝統的な製法で天然酵母からパンを作っているという評判のベーカリーがPunaauia市にあるらしいです。

以前、持ち寄り朝食会をした時に知人が持ってきてくれて味見させてもらったパンは確かに本格的な感じで美味しいと思いました。

そのうち自分でも買いに行ってみよう!と思っていたのですが、ここのところ急激に品質が落ちたという噂を耳にしまして…。

なかなか近くに行く機会がないのですが、それでもいつか行ってみようと思います。

チャレンジしてみたい方はお先にどうぞ。(場所や営業時間はこちらから)


・Carrefour Faa'a店

スーパーマーケットと侮ることなかれ。ベーカリー部門を統括されている方はなかなかの実力者だと思います。

ハード系パンのお勧めは、95フランのBaguette Plaza。


カルフール・ファアア店でViennoiserieを買うなら、是非「Fabrication maison(自家製)」のシールが貼られているものを。

マーガリンではなくバター100%、お店で手作りの逸品です。

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斜めに貼られているのが「自家製」シール。さりげなくタヒチっぽいモチーフも良い感じ。



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追記:先日は「Pur beurre(バター100%)」のシール ↑ になっていました。「自家製」シールの在庫が切れた時は他のシールで代用する模様。こういうアバウトなところがタヒチっぽい。


・Shell石油 Prince Hinoi通り店

ココナッツパンについての記事でもご紹介しましたが、こちらのガソリンスタンドはViennoiserieもボリュームがあって美味しいです。

ただし、遅い時間に行くと売り切れていることが多いので朝食の時間帯がお勧め。


パン購入時の注意点

・製造日

ラベルがついているパンは当日のものかどうか念のため確認しましょう。時々、前日分が売り場に残っていることがあるからです。

製造日は Enballé le の後に6桁の数字で記載してあります。

例えば、02.01.18なら2018年1月2日ということ。(日本と順序が逆)

Enballéとは、正確には「包装した日」という意味ですが、店内で焼き上げたパンの場合はこの日付を製造日と考えて良さそうです。

ちなみに À consommer jusqu'au は賞味期限を表します。


・店内焼き上げ or 工場生産品

タヒチのスーパーマーケットでも工場生産のパンが売られています。

工場生産品は、たいていビニール袋に詰めてしっかりと封をしてあります。

店内焼き上げのパンは口の開いた紙袋にガサッと入れられているだけだったり、そのスーパーのラベルがついていたりするので、見た目で判断できます。
タヒチの工場生産のパンは美味しくないものが多いので避けましょう…。

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PPNのバゲットは袋なし(左)。それ以外のハード系パンはこんな感じの袋入り(右)。


まとめ

日本では各ベーカリーごとにオリジナルや季節限定商品があったりして一時帰国したらいつも目移りして買いすぎてしまうのですが、そういう楽しみがタヒチにはないように思います。

でも慣れてしまうと特に不満でもなくなるので不思議です。定番商品ばかりであっても美味しいと飽きがこないのかもしれません。

気になるパンがありましたら、ご滞在中に探してみてください。