タヒチでひとりごと

タヒチ在住者による現地情報をお届け。

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「女王」による贅沢な100%ジュース 【タヒチ島】

 タヒチを訪れたら味わってほしい味覚をご紹介します。

 

 ポリネシアは良質なパイナップルの産地

タヒチ島のお隣・モーレア島は、パイナップルの産地として有名です。

芯の部分まで美味しく食べられるポリネシアのパイナップルは甘味が強いことで知られる「クイーン・タヒチ」という品種。

他国で生産されるパイナップルとは一線を画する、いわばブランド・パイナップルといったところでしょうか。

 

 

パイナップルジュース、その名も「Painapo」

そんなクイーン・タヒチを使用して製造されているのが、Rotui社の「Painapo(パイナポ)」というパイナップルジュースです。

日本では濃縮還元という方法で製造されている果汁飲料をよく見かけますが、このPainapoは濃縮還元をしていないストレート、つまり絞ったそのままの果汁100%なのです。(酸化防止剤としてビタミンCのみ添加)

砂糖が一切添加されていないにもかかわらず元々のパイナップルの甘味が濃厚なので、ものすご~く甘いのです。

そんな贅沢なジュースなので、普通のパイナップルジュースよりも少々価格は高めなのですが、このフレッシュな美味しさの虜になり我が家はついついPainapoばかり購入してしまいます。

 

購入時の注意点

タヒチ島内であれば、スーパーマーケットや食料品を扱う小売店でPainapoは比較的簡単に入手できます。

しかし、注意点が一つ!

Rotui社はPainapoの他にもパイナップルジュースを製造しています。他のパイナップルジュースは濃縮還元果汁が使用されていたり、砂糖が添加されていたりします。

同じく原料にクイーン・タヒチが使用されてはいるものの、Painapoとは別物ですので、お間違いのないように!

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上段右がPainapo。上段左のジュースが似ていて紛らわしい。

写真の上段右、紙パックの角が黄色なのがPainapo、350フラン。

上段左、紙パックの角が緑色なのが無加糖・濃縮還元タイプ、321フラン。

下段が加糖・濃縮還元タイプ、253フラン。(全て2018年現在、タヒチ島のカルフールでの価格です)

他より少し高いと言ってもさほど価格差はないので、Painapoは買いです!

 

ちなみに砂糖添加タイプは、濃厚さがない代わりにスッキリとした味わいですが、砂糖特有の甘味が後味に残る感じがして…まぁ「ごく普通のパイナップルジュース」といった感じ。

確かエア・タヒチ・ヌイ(国際線)やエア・タヒチ(国内線)の機内で出されるパイナップルジュースはこの加糖タイプだったように思います。

 

我が家で定番の飲み方

Painapoはそのままで濃厚さを味わうのも、もちろん美味しいのですが、我が家ではよく炭酸入りのミネラルウォーターで割って飲みます。

そんなことをしたら薄まってしまって美味しくないのでは!?…と思われるかもしれませんが、それでも美味しく飲めるほど濃厚なのです!

ライムをたくさんいただいた時はグラスにライムを直接絞ってPainapoを加え、炭酸水で割って飲むこともあります。

Painapoの甘さだけで、お砂糖いらずの手軽なレモネード風ドリンクの出来上がり。ビタミン補給もできて、お気に入りの組み合わせです。

 

まとめ

「滞在中は思いっきりタヒチらしい味覚を楽しみたい」とお考えの方にPainapoはお勧めですが、更にお土産として買って帰るのもアリだと思います。

水物なので重いのが難点ですが、1~2本程度なら大丈夫ではないかと…。旅の思い出の味をお裾分けできますよ。

日本に帰国する時には私もPainapoを何本か持って帰ります。アルコールがお好きな方にはヒナノビールを、アルコールがダメな方にはPainapoをというふうに使い分けたりしています。

Painapoは日本に輸入され始めたみたいですが、輸送費や関税が加算される分、日本ではかなり高値で販売されています。

モーレア島観光をする予定の方はジュース工場で試飲できると思いますが、それ以外の方はスーパーマーケットで購入して味見してみてはいかがでしょう。日本で購入することを考えると、かなりリーズナブルなお値段でクイーン・タヒチのプレミアムなジュースが楽しめます。