タヒチでひとりごと

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寿司バー「 Wakame」と美味しい白ご飯について【タヒチ島】

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タヒチのスーパーで買える寿司用カリフォルニア米。(右から2つめのリンゴ印はもち米)

先日、相方さんがパペーテに新しくできた回転寿司を試してきました。

今回は私自身が食べに行ったわけではなく報告として聞いた内容なので、グルメカテゴリーには入れず日常に分類しておこうと思います。

お寿司のシャリから、お米全般の話にまで発展しました。

寿司バー&グリル「Wakame」の詳細

パペーテの中心街にできた回転寿司レストランです。

相方さん曰く、「特にお勧めしたいと思う店ではなかったので写真は撮ってこなかった」とのこと。興味がある方は公式 ページ でお店の雰囲気や料理の写真をご覧ください。

↓ お店の公式 Facebook ↓

www.facebook.com



食べに行った人の意見

  • システムが変なので、客が不便を強いられる

    • 席に着く前に回転寿司を利用するかどうか決めなければならない

    • 弁当や盛り合わせを食べに来たというと回転寿司のレーンから離れた席に案内される。

    • やっぱり回転寿司も食べたい場合、レーンの傍のテーブルにいる人たちに気を遣いながら自力で取りに行くことになる。

  • 寿司用のカリフォルニア米ですらなく、タイ米を使用

  • すし酢の味がしない。(タヒチ人は醤油や寿司用のソースがあれば気にしない)

  • 炭水化物が多くて、おかずの量が少ない。(弁当の場合)

  • 価格設定がさほど高くないのは評価できる。

  • 総合的に見て、経営者、調理担当者、給仕係のうち、日本人は一人もいない模様。



何度も日本に行ったことがあり、日本人(=私)が作るご飯を日々食べている相方さんなのでちょっと目線が厳しいです。

その証拠に、同行した友人らはあまり不満を抱いていなかったらしい…。

お店の公式 Facebook で店内の様子が見れますが、確かに回転寿司のレーンが足りていない…。予算の関係?

すし酢の味がしない(もしくはすごく薄い)というのは、高級ホテルのビュッフェでもそうなので、酢の味がきつすぎるとタヒチアンには受け入れられないのかも。

この日は興味本位で食べに来ていたタヒチアンがいっぱいいたそうです。

この「 Wakame」がタヒチ初の回転寿司ではありません。以前にもパペーテ中心街に Barramundi という回転寿司がありました(現在は閉店)。それでもまだ珍しいと感じるタヒチアンがいるようですね。


我が家のコメ事情(遍歴)

実は、我が家は子どもを持つ前は日常的にタイ米を食べていました。当時この話をすると「よくタイ米なんか食べてますね!」と日本人の同僚に驚かれたのですが…。

寿司用のカリフォルニア米はタイ米の3~4倍の値段であること(それでもそんなに高くはないですが…)、当時相方さんが米なんか何でも同じと言っていたこと、そして生活費は相方さんが払ってくれていたことから必然的にタイ米になっていました。

しかし、子どもを連れて来日し、日本の美味しいご飯を食べた後にタヒチへ戻ってきたら、子どもがタイ米をあまり食べてくれなくなってしまいました。

子どもが好むのなら仕方がない、と日本米に近い食感の寿司用カリフォルニア米を日常的に食べるようになりました。子どもが美味しそうに食べるのを見てつられて食べるうちに、相方さんも「このご飯、うまいな…」と言うようになってきたのです。

今ではタヒチの中華料理店に行っても白ご飯を注文しなくなってしまいました。いつの間にやら「違いがわかるフランス人」に…。


タイ米について思うこと

タイ米はまずいわけではない

タイ米はまずいわけではなく、品種として日本人の好みに合わないだけなのです。米粒同士がくっつくのを嫌うフランス人にとっては理想的なはず。

昔、日本でコメ不足になって中国米が輸入された時、中国では最高級レベルのお米が出荷されたのだそうです。それでも日本では「美味しくない」という人が続出。それを知った中国人が「なんて贅沢な」と憤慨している様子をニュース番組で見たことがあります。

これもまた単なる品種の問題だったのでは思います。お米の質ではなくて「ツヤツヤ光沢があって、モチモチした食感で甘味のあるお米」という日本人好みの品種ではなかっただけのことだと思うのです。

寿司用のカリフォルニア米を使うようになってから思ったことは、米の質で言うならタイ米のほうが上。単に品種による食感の違いで日本人はカリフォルニア米を美味しく感じてしまうのだと気づきました。カリフォルニア米は単に日本人好みの品種なだけで、お米の質はあまり良いと思いません。黒い筋入りなどの規格外的なお米が混入していたり、精米・選別の段階での雑さが見受けられます。

それに比べれば私が買っていたメーカーのタイ米は真っ白均一でとてもキレイ。パッケージに「上級」の文字がありましたが、確かに質は良いと感じました。タイの米農家の人たちはいい仕事してるな~と思います。


いかに美味しく炊くか

タイ米を日常的に食べていた頃、いかにタイ米で美味しいご飯を炊くかに情熱を燃やしていました。まずはいつも行くスーパーで売っているタイ米を片っ端から食べ比べ。そしてたくさんある中から一番美味しいと思えるメーカーを見つけました。パサパサでなくベッチョリお粥状にもならない絶妙な水加減も追及。性能がイマイチの炊飯器をやめて圧力なべ炊飯に変更したりもしました。

ここまで来ると、アツアツの炊き立てなら日本人の私でもタイ米をかなり美味しく食べられることがわかりました。ただ、冷凍保存すると解凍時にどうしてもパサパサしてしまうので、チャーハン専用になったりはしましたけど…。

以前、職場の方が「お米は炊く前にちゃんと浸水しなくちゃダメだよ!」と熱弁をふるっていらっしゃいました。タヒチ在住歴の長いこの方が言うには、タヒチ人は浸水どころかちゃんと研いでいるかどうかすら怪しい、ひどい場合は洗っていない米に水を加えただけで速攻炊飯する輩もいるからね!とのことでした。

それを聞いてビックリ。お米を砥ぐ→しばらく浸水→炊飯開始というのは意識しなくても当然のことだと思っていたからです。「中華料理店で出てくる白ご飯がそんな感じだな…」と思い当たりました。

外食した際に出会う白ご飯は、タイ米がダメなのではなくて炊き方が雑なのですね…。適度に研いでしっかり浸水させて炊いたご飯に慣れてしまった相方さんは、不幸なことに以前は普通に食べていた中華料理店の白ご飯が口に合わなくなってしまいました。

それで今回の「 Wakame」で提供されたご飯にも落胆したのだと思います。


まとめ

時々日本から送ってもらう正真正銘の日本米はまた別格です。研ぐ前からツヤツヤしていて、出来損ないのお米が混入していることなど当然なく、食べればモチモチな上に旨味があって…。

日本を離れる前はあまり意識したことがなかったのですが、日本米ってレベルが高いな~と思います。優れた品種であるだけでなく、精米技術もピカイチ。栽培期間中の農家の方の努力や栽培に最適な気候なども影響しているのでしょうね。日本に住んでいるとどのお米も美味しいので気づきにくいかもしれませんが、ホントにこの美味しさに仕上がるのは奇跡。

今日言いたかったことは、日本米って偉大!そしてタイ米にも質の良いものがあるので、炊き方次第で美味しくいただけます!

あとは、寿司バー&グリル「Wakame」はあくまで現地人向けかな…というところでしょうか。

タヒチに新しくできた回転寿司とお米にまつわるエトセトラでした。