タヒチでひとりごと

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質の良いお肉、薄切り肉を求めて、いざ精肉スーパーへ【タヒチ島】

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今回は、タヒチ在住日本人の強い味方、スーパーマーケットの「Supermarché Hamuta(シューペルマルシェ・ハムタ)」さんについてです。

こちらのスーパーは単に Supermarché(=スーパーマーケット)なだけでなく、Super-boucherie(=精肉スーパー)と看板に掲げてあるだけあって、お肉の販売に力を入れているようです。

フランス及びタヒチのお肉事情

和食には不便

以前、フランス人に「日本人はいつもお箸を使って食事をするっていうけど、お肉はどうやって食べるの?ナイフなしで食べられるの?」と聞かれたことがあります。

お箸で食べる場合、お肉は調理する際にすでに食べやすい大きさに切ってあるのだと説明するとすごく納得していました。フランス人にとっては「お肉とはナイフで切り分けながら食べるもの」という概念があるのか~と、こちらとしても納得しました。

そういう概念のせいなのか、肉を薄く切って食べるのはアジア諸国の特徴なのか、フランス本国及びタヒチのスーパーでは基本的に「薄切り肉」はあまり売っていません。

日本のスーパーではどこでも簡単に手に入るので外国生活の経験がないと意識すらしないのが普通ですが、日本人にとって馴染みのある料理を作る際に薄切り肉がないと、不便なものです。

一般のスーパーではステーキ肉、シチュー用のぶつ切り、オーブンでローストする用のかたまり肉などは売っていますが、薄切り肉にはなかなかお目にかかれません。

最初のうちは手に入るお肉を使って洋食を作るのも悪くはないのですが、外国生活も長くなってくると和食が食べたくなるものです。リーズナブルな価格で和食を提供してくれるお店があれば外食すれば良い話ですが、得てして海外で和食となると高くつくことが多いです。

やはり自炊だな!という時に薄切り肉があれば、しゃぶしゃぶ、すき焼き、肉じゃが、その他炒め物など、作れる和食のバリエーションが広がります。

かたまり肉を一旦カチカチに冷凍した後、半解凍状態にすれば包丁で薄~く切ることもできるよ、と日本人の方から教わったこともありますが、これが結構骨の折れる仕事です…。薄切り肉を売っているスーパーがないと、こういった涙ぐましい努力をする羽目になります。

ひき肉事情

ひき肉に関しては、牛ひき肉なら普通に売られています。フランスの家庭料理でもよく使うからでしょう。しかし豚ひき肉、鶏ひき肉は置いていないことが多いです。大手スーパーのカルフールでも豚ひき肉は時々あるもののかなり稀で、鶏ひき肉に至っては見たことすらありません。

一度、カルフールの精肉コーナーに電話で豚ひき肉の事前注文したことがあったのですが、最低1㎏は買わなくてはいけないという条件付き。

しかも取りに行ったら「Nature(=味付け無し)」と念を押しておいたのに、なぜか勝手に塩コショウで味付けしてあって困りました。(生肉は味見できないし、どれくらいの塩加減かわからないので味付けする時に困るのです…)

"トマトの肉詰め用" もしくは "ソーセージ用" としてスパイスなどでしっかり味付けされている豚ひき肉なら、たいていどのスーパーでも置いてあったりします。

しかし、スパイスが和食の味付けに合いませんし、調味料だけでなく赤い着色料が添加されているので見た目も和食にそぐわないのです…。

それに毎回「味付け無し」とか「単にミンチにしただけのものが欲しい」と念を押しても怪訝な顔をされて「いや、やっぱり一応味付けしとくわね」とか言われる始末…。

味付け無しのひき肉を販売することに自信なさげと言うか、すごく消極的でした。本当に味付けはいらないですから…と説得するのも大変。

お肉屋さん側にしてみれば、売れ残って古くなってしまったお肉をひき肉にしてスパイスや濃い味付けで味を誤魔化し、着色料で変色をカバーして売ってしまいたいというのが本音なのか、味付け無しひき肉を売るのを渋るような雰囲気がありました。

味付け無しだと鮮度を誤魔化せないので、状態の良いお肉を使わざるを得ず、一部のスーパーでは売りたがらないのでしょう。

豚ひき肉だけでもこの有様だったので、鶏ひき肉はカルフールで注文しようという思いすら湧きませんでした…。


Supermarché Hamutaの特徴

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Super-boucherie(=精肉スーパー)を名乗るだけのことはあります。

さて、シューペルマルシェ・ハムタさんに話を戻しましょう。こちらのスーパーの一番の特徴は、薄切り肉を提供してくれること。事前予約が必要なものの、牛の薄切り肉を買うことができます。

そして味付け無しの豚ひき肉も通常販売品として用意してあります(入荷日が限られているので売り切れのこともありますが)。

お願いすれば鶏肉もひき肉にしてもらうことが可能

お店の基本情報

・場所

Pirae 市の Hamuta という地区にあります。パペーテ方面から向かうと Pirae 市役所前の円形交差点より少し手前です。(パペーテ方面から向かう場合、右手にあります。ガソリンスタンド「Total」の隣です。)


・営業時間

  • 月曜ー土曜:7時~12時、14時30分~18時30分

  • 日曜日:6時~12時

祝日も営業していることが多いです。(要確認)


・電話番号

TEL : 40 50 75 70


・特別注文の詳細

牛薄切り肉は必ず事前注文が必要

(鶏肉は注文しなくてもお願いすればその場でひき肉にしてもらえます。)

薄切り肉、ひき肉とも、最低500g~引き受けてくれるそうです。 (でも「一括で多めに注文してくれるほうが助かる」とのこと)

お肉の部位は指定不可です。薄切り肉に関しては、それに向いている部位を向こうが選びます。

牛薄切り肉・鶏ひき肉は特別に用意してもらうものなので、通常の価格より少し割高になるようです。(+300F / kg くらい?)

価格に関してはその都度確認するようにしてください。(担当したスタッフによって微妙に違ったりあいまいだったので)

牛薄切り肉は「すき焼き用」と言えばわかってもらえるようです。受け取りに行ったお肉の袋には走り書きで「Sukiyaki」と書かれたメモが張り付けてありました。実際にはすき焼き用よりも薄くて日本人にとってはしゃぶしゃぶ用かな?という薄さですが、こちらでは「薄切り肉=スキヤキ」という認識のようです。


購入したもの

(1) 薄切り牛肉

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霜降りではないにせよ、結構良い部位を使ってくれていると思います。

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薄切りだと子どもも食べやすくて助かります。

タヒチは年中暑いので鍋料理はちょっと厳しい、卓上コンロもないことだし、冷しゃぶにするか~ということになりました。やっぱり薄切り肉って便利!調理しやすいです。

(2) 鶏ひき肉

写真を撮るのは忘れましたが、鶏そぼろにしたり、鶏つくねにしたりしていただきました。薄切り肉と同様にひき肉料理も子供が食べやすくて助かります。ステーキやかたまり肉だと毎回子どもが食べられる大きさに切り分けるのが大変で…。

(3) ヴィエノワズリー

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左が Chausson aux pomme 、右が Pain au chocolat 。

本日は祝日だったのですが、営業しているということだったので朝食を買いに行きました。ハムタさんでは店内で焼き上げるのでヴィエノワズリー(パイ生地やデニッシュ系のパン)も出来立てサクサクで美味しい。

Chausson aux pomme は半月型のパイ生地の中に林檎のコンポートが入っています。Pain au chocolat はチョコレートのバーが2本入ったデニッシュ系のパン。どちらも朝食の定番商品です。

もう少し待てばオーブンから出したばかりのバゲットも買えるタイミングでしたが、子連れで待つのが億劫だったのと、最近食べ過ぎ傾向にあるので、今回はバゲットは買わずに帰ってきました。ハムタさんの焼き立てバゲットは本当に美味しいので後ろ髪を引かれつつ…。



まとめ

シューペルマルシェ・ハムタさんの紹介をするはずが、海外在住者のお肉に関する苦労を熱く語ってしまいました。

ハムタさんでは、そんな日本人の悩みに応えてくれるきめ細かな対応でとっても助かります。

経営者が中華系の方なので、他のフランス系スーパーに比べると、アジア食材として必要な物をよりわかってくださるのかもしれません。

全体的に価格はカルフールなどの大手スーパーに比べると若干高いかな?とは思いますが、お肉の質も良いですし総合的に見て不満には思いません。

観光でタヒチを訪れる方々にはあまり縁のないお店ですが、アジア系在住者にとっては心強い味方です。