タヒチでひとりごと

タヒチ在住者による現地情報をお届け。

スポンサーリンク

フレンチ・レストラン「L'O à la bouche」【タヒチ島】

f:id:Nariyuki:20180921091749j:plain

タヒチ島内のレストランレビューです。

今回の訪問先は、パペーテの中心街にある「L'O à la bouche(ロアラブッシュ)」。

前回ご紹介した「L'Agora(ラゴラ)」と同じく、フレンチの高級店です。

こちらのレストランも、自分でお金を出して食べに行くことはまずありません (^^ゞ

お祝い事などの機会に連れて行ってもらうことが多いです。

本格的なフレンチですが、正統派とか伝統的というより、やや創作フレンチとかヌーベルキュイジーヌ寄りかな?と思いました。

グルメな相方さんのご両親が贔屓にしているレストランのひとつ。その中でも、かなりお気に入りのお店のように感じます。

最近新しいレストランが増えてきているタヒチ島においては、こちらも L'Agora 同様に、結構老舗といえるお店でしょう。


基本情報

公式サイト

www.loalabouchetahiti.com

↑ 5名以下なら、公式サイト上で予約ができます。(6名以上は電話予約)



https://fr-fr.facebook.com/loalabouchetahiti/fr-fr.facebook.com

↑ 公式 facebook はこちら。


所在地

Passage cardella (Rue Titi'aivai) Papeete
TEL : 40 45 29 76


行き方は、とっても簡単。

パペーテのカテドラル(=大聖堂)からマクドナルド方向へ進みます。

マクドナルドよりも手前に、レオニダス(Leonidas)というチョコレート専門店あります。その脇の道を入ったところです。


営業時間

  • 月曜-金曜:11時30分~13時30分、18時30分~21時30分

  • 土曜:18時30分~21時30分

  • 日曜定休


価格帯

参考までに、2018年9月現在の価格です。


  • 前菜:1850~4100フラン

  • メインディッシュ():3700~3900フラン

  • メインディッシュ():3600~4100フラン

  • デザート:1350~1450フラン



飲み物の価格は、記録してくるのを忘れました~

ミネラルウォーターやコーラなどの他に、アルコールの種類も豊富でした。

f:id:Nariyuki:20180921090206j:plain

↑ これは、同じテーブルの誰かが頼んだノンアルコールカクテル。

ティアレタヒチのつぼみがあしらわれています。


f:id:Nariyuki:20180921090210j:plain

メニューから選ぶと、ソムリエさんが奥からワインを出してきてくれる…というお店は多いですが、こちらのレストランはホールにどーんとワインセラーが設置してありました。

こんなに目の前にずらーっと並んでいると圧巻です。飲む気がなくても、ちょっとそそられてしまう…。


f:id:Nariyuki:20180921091100j:plain

今回は誕生日のお祝いだったので、私たちのテーブルにもワインが登場♪

詳しくないのでよくわからないのですが、結構良いワインらしい。


お店の雰囲気

f:id:Nariyuki:20180921090217j:plain

こちらのレストランは、3か月間の改装工事を経て、2018年3月下旬にリニューアルオープンしたばかり。

なので、内装は真新しくて、とてもキレイでした。

以前とはまったく違うイメージに生まれ変わっていて、2017年12月以前に訪れたことのある人は、きっとビックリすると思います。

改装前は、カントリー調?ビストロ風?何と表現したら良いのやら。

料理は美味しいけど、内装はあまりぱっとしない感じだなぁ…と思っていました。

改装後は、モダンで一気にあか抜けた感じ。高級フレンチにふさわしい雰囲気になりました。

f:id:Nariyuki:20180921090213j:plain

f:id:Nariyuki:20180921090208j:plain

店内の照明が控えめになため、うまく写真撮影出来ていないのが残念…。実際はとってもお洒落です!

特にドレスコードはありませんが、ちょっと着飾っていきたくなる雰囲気。


サービス・対応

f:id:Nariyuki:20180923035432j:plain

食事の途中で追加のドリンクをお願いしたら、しばらく忘れられていて催促する羽目に…というのが1度だけありました。それを除けば、ほぼ完璧です。

テーブルの会話の必要な部分に耳を傾けてくれていて、気の利いた対応をしてくれる…という感じ。

対応の良し悪しは、スタッフによってややバラツキがあるかもしれません。とても感じの良いウェイターさんが1人いたけど、その人以外は普通かな。

でも総合的に、きめ細かな気配りで「良い接客を受けている」と感じさせてくれる給仕係さん達です。


子ども連れの可否

f:id:Nariyuki:20180922111723j:plain

高級店ですが、子ども同伴OKです。

(何度も言うようですが、そもそもタヒチでは子どもの入店不可というようなレストランは聞いたことないですが…)

帰る直前に、子どもがウェイターさんからシールなどをもらっていました。子ども向けのプレゼントを用意してくれているということは、子ども連れでの来店も想定しているということ。

お店側に敬遠されているわけではないんだな~と、子連れ客としてはちょっと安心しました。

それでも、やはりフレンチの高級店なので、他のお客さんの迷惑にならないように気を配る必要はありそうです。


アミューズブッシュ

高級フレンチらしく、ちゃんとアミューズブッシュ(=お通し・突き出しのようなもの)が出てきました。でも、撮影するのを忘れました (;'∀')

料理を選んだり、他の人と話しているうちに、その流れでペロっと食べてしまったもので…。

どんなものだったかすら覚えていませんが、美味しかったのは確かです (^^;)

まぁ、アミューズブッシュは本来そういうものなのかも…。


今回注文したもの

ここからは、写真中心で。

自分が注文したもの以外に、同席した人たちの料理も含みます。


前菜・エスカルゴ

f:id:Nariyuki:20180921091057j:plain

Vol au vent d'Escargots au Chablis et l'Ail Noir 2250フラン(2018年9月現在のレートで、約2490円)

シャブリ(ブルゴーニュ産の白ワイン)と黒ニンニクで調理されています。


前菜・魚介のラビオリ

f:id:Nariyuki:20180921091055j:plain

Ravioles de Crabe, Saumon et saumon fumé, coulis de Crustacés au Safran 2250フラン(同、約2490円)

カニとサーモンのラビオリ。甲殻類(エビ・カニなど)のソースがかかっています。

サフランを使用しているので、ソースが鮮やかな黄色です。


メイン・魚のシュークルート

f:id:Nariyuki:20180921091053j:plain

Choucroute de Saumon des Dieux, Saumon et Lomo 3900フラン(同、約4320円)

これ、すごく美味しかったです!

シュークルートとは、ドイツやフランスのアルザス地方の郷土料理です。

発酵キャベツをソーセージやベーコン、ジャガイモなど一緒に香辛料で調理したものが一般的。でも、魚バージョンもあります。

今回は、食べたことがなかった魚バージョンを選んでみました。

発酵キャベツの上に、赤マンボウ、サーモン、ロモという生ハム、ジャガイモなどがのっており、キャベツの下にはクリーミーなソースが敷いてあります。

赤マンボウは、別名マンダイとも呼ばれる赤身の魚です。フランス語では「Saumon des Dieux(ソーモン・デ・ディユー)」といいます。

ロモは、スペイン産の腸詰めでサラミの一種。腸詰めといっても、肉を細かく砕いてあるソーセージ的なものではありません。ロース肉の塊を使用するのだそうです。スライスされたものがハムっぽいのに納得。

唯一残念だった点は、ロモに火が通りすぎていたこと。本来は生ハムのはずなのに、普通のハムっぽくなってしまっていました…。


メイン・パピオ

f:id:Nariyuki:20180921091051j:plain

Papio, Champagne, Caviar de Hareng, Risotto crémeux 3850フラン(同、約4270円)

タヒチ語でpāpio(=コバンアジ?)という、とても美味しい白身の魚。

料理名には「クリーミーなリゾット」と書いてあるのに、写真では白ごはんが添えてあるような…?(他の人の料理なので、詳細は不明)


メイン・ホタテ貝とベーコン

f:id:Nariyuki:20180921091716j:plain

Saint Jacques, Bacon, vinaigrette à Huile de Noix, Endives sautées 3900フラン(同、約4320円)

大ぶりなホタテがゴロゴロ贅沢な一皿。

ソテーしたエンダイブが添えられており、クルミオイルのドレッシングでいただきます。

お皿の形状のせいで少量に見えますが、実は結構ボリュームあり。


デザート・プロフィトゥロール

f:id:Nariyuki:20180921091713j:plain

Profiteroles à la vanille / sauce Chocolat 1350フラン

バニラ風味のシューアイスにチョコレートソース。


デザート・フレンチトースト

f:id:Nariyuki:20180921091711j:plain

Brioche perdue / Banane flambée / sauce Chocolat 1350フラン(同、約1500円)

ブリオッシュのフレンチトーストとバナナ・フランベ、チョコレートソースがけ。


デザート・ティラミス

f:id:Nariyuki:20180921091709j:plain

Tiramisu / Frouits rouges / Mascarpone 1350フラン(同、約1500円)

赤い果実とマスカルポーネのティラミス。

(お誕生日の人が注文したので、急遽キャンドルを追加してくれました。通常はつきません。)


デザート・チョコとプラリネ

f:id:Nariyuki:20180921091707j:plain

Croustillant Chocolat Noir / Praliné 1350フラン(同、約1500円)


デザート・リンゴとキャラメルのパイ

f:id:Nariyuki:20180921091753j:plain

Feuilleté caramélisé Pomme / Calvados / Caramel au beurre salé 1350フラン(同、約1500円)

パイ生地、リンゴ、キャラメル、アイスクリーム。カルバドス(りんごの蒸留酒)使用。

ざっくり表現すると、「高級感のあるアップルパイ」?

f:id:Nariyuki:20180921091751j:plain

予約の時点では特に何も申し出ていなかったのですが、食事の途中で誕生日の人がいるとウェイターさんが気づいてくれました。

そして、デザートのタイミングで特別にグラス・シャンパンをサービスしてくれました!

お誕生日の本人だけかと思ったら、同じテーブルの全員に勧めてくれるという太っ腹さ♪

こういう対応をしてもらうと、また来ようという気になりますね。


まとめ

ロアラブッシュは、タヒチでも屈指の有名店。さすがのクオリティです。

レストラン選びに失敗したくない、ここぞという機会に利用するレストランとしてオススメできます。

パペーテのど真ん中でアクセスしやすいというのも嬉しいポイントです。

タヒチ島で「とにかく美味しいものを食べたい!」という時にどうぞ!